「その腕まくりダサくない?」

a person rolling up his sleeves 40代メンズファッション
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a person rolling up his sleeves

腕まくりくらい自由にさせてくれ。って思ったあなたはこの記事はスルーで構いません。

ただウンチク程度に知っているか知っていないかで、大人男子のこなれたシャツの着こなし、着方に一役買えればと思いかかせていただきます。

あなたは半袖シャツを着ますか?

僕は、基本オープンカラーのものかオーバーサイズなものは着ます。

基本的にジャストサイズな感じでボタンダウンなのとかは着ないです。

なんでかはよくわからないんですけど、高校時代くらいからそんな感じです。

腕も太くないし胸板もあつくないんで、あんまし似合わない気がして。

僕の場合はそんな理由ですけど、他の人の意見にもこんなのがあって。

  • 半袖は長袖にくらべ袖幅が広く、腕が細く見え子供っぽく見えてしまう
  • おじさんっぽい

腕まくりのメリット

なぜ腕まくりなのか?

いいところを書いてきますね。

スタイルが良くみえる

洋服とは書いて字のごとく西洋人のもの。手足の短い日本人より西洋人のほうが似合います。

事実、袖を普通に着てもそう映えないものです。

スタンダードなオックスシャツでもこんな感じです。

いたって普通ですよね。

腕まくりするとこうなります。

なんかスッキリした感じがしませんか?

好みがあるとは思いますがメリハリのある印象です。

裾と袖の長さが同じ位置にくるような服は野暮ったく見えやすい。

このように印象をコントロールするには役に立ちます。

誰にでも強みと弱みがあります。

弱いところとうまく付き合うのがファッションコーディネートの肝です。

何でも似合ってしまう人もいるとは思いますが、

似合わないなら似合わないなりの努力をしてに合わせることは不可能ではないと思います。

もし、シャツがきまらないなと思ったら、

試しに腕まくりしてみてはどうですか?

バランスを少しかえるだけで、一気にこなれ感が出て

おしゃれな着こなしに変化することはよくあります。

腕まくりで'こなれる’

ファッションはキメすぎると面白くありません。

100点満点の正装ではなく95点くらいにしておく余裕が必要だとかよく言われます。

イタリア人がシャツの襟をわざと崩したり、

パンツの裾を崩したりするのはそういうことなんだとか。

ファッションは完璧であってはいけないのです。

腕まくりは「着くずし」にあたるので、抜け感やこなれ感を演出できる小技にもなるんです。

腕まくりのデメリット

良いことばかりかきましたが、もちろんデメリットもあります。

  • 生地によってロールしたところがくずれてくる
  • アウターを着るとき邪魔になる

腕まくりの種類と方法

今回一番知らせたかったのはここからです。

腕まくりもいくつか種類があって、適当にやればいいというものではありません。

3つ紹介します。

基本のまくりかた

一般的なのです。

ほとんど、このまくりかたではないでしょうか?

1.シャツのカフスボタンを外す

2.袖を1回折り返す

3.袖を何回か折り返す

肘が隠れるくらいが丁度良い具合です。

カフス1個分折り返すパターンと、カフスの半分の長さを折り返すパターンがあります。

どう使い分けるかというとアームの太さで選べばいいとおもいます。

シャツのアームが細い場合は、カフスの半分で折り返すほうがバランスが取れます。

イタリアまくり、マスターロール

イタリア巻きとか、イタリアまくりと呼ばれていますが、マスターロールとも言うそうです。

ニュアンスがつくおしゃれな腕まくりです。

1.カフスのボタンを外す

2.肘のあたりまで思いっきり折り返す

3.何回か折り返す

まくり上げたところから、カフスの先を少し出すのがポイントです。

少し生意気というかこざかしいというのか。

そんなロールアップですが、ニュアンスがつくのでけっこう良い感じになります。

内側まくり

これまで外側に折り返してきましたが、今度は内側に折り返すすこし変わったロールアップです。

1.カフスボタンを外す

2.袖を内側に折る

3.何回か折って完成

ちょっと画像では伝わりにくいかもしれませんが、

袖が膨らんで少し変わった印象になります。

あまり見たことがないと思うのですが、どういうシーンで効果的なのか。

腕まくりしても落ちてくるときありませんか?

とくにサラサラした薄い生地のシャツは袖のロールがうまくキープできなかったりします。

内側まくりはそんな時に有効です。

腕を動かしても崩れず持続性の高いまくりかたです。

ふつうは外側に折り返しますが、反対に内側に巻き込むようにします。

するとシャツと腕の間に摩擦は発生し袖を落ちにくくする効果が生まれます。

腕まくりがダサくなる原因

なんとなく腕まくりしていると、気づかないうちにダサくなってしまうものです。

やってしまいがちなケースで。

  1. 腕まくりしすぎて袖が短い
  2. 腕まくりの幅のバランスが悪く太すぎる
  3. 袖がぐちゃぐちゃ
  4. 季節感が合っていない

こんな感じではないでしょうか。

腕まくりをしすぎて袖が短い

人によっては二の腕付近まで腕まくりしている人もいます。

かなり短く腕まくりしていると全体のバランスが悪くなりダサい印象になります。

ポイントは、肘より上まで腕まくりしないこと。

腕まくりの幅のバランスが悪く太すぎる

アームの太さとロールの幅や太さのバランスが大事です。

幅の広い腕まくりは野暮ったく見えダサい印象になってしまいます。

おしゃれを意識するなら腕まくりの幅にも気をつけなければなりません。

たかが腕まくりですが、されど腕まくり。

袖がぐちゃぐちゃ

シャツの袖をただ単に持ち上げただけの腕まくりもダサい印象になってしまいます。

ガサツでだらしない印象になってしまいます。

腕まくりをするとラフな印象になりますが、ラフになりすぎないように気を付けることが大事です。

季節感が合っていない

腕まくりをすると肌の露出が増えるので春夏っぽい雰囲気が出ます。

ファッションは季節感を損なわないことが大事です。

パンツや足元はできるだけ軽く見えるようにしたほうが無難です。

冬用のウールパンツや暑苦しそうなブーツは避けるのが良いでしょう。

腕まくりの意味合いについて

最後まで読んでいただきありがとうございます。

最後に腕まくりに込められた意味合いや歴史について考えてみます。

今では、料理の時腕を動かしやすくするためや、袖を汚さないためだったりします。

単に、暑いから腕まくりすることも多いかと。

昔の話で言うと、決闘や喧嘩する時の決意を示す所作だったり。。

ちょっと大袈裟かな。。

洋服とは元々はとても高価なものだったので、仕事や作業の時にシャツを傷めないために腕まくりしていたという説もあります。

仕事や作業を始める前のスイッチみたいな要素でもあった気がしますね。

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