フィギュアスケート

Toecross, フィギュアスケート, 衣装作成

和テイストを意識したフィギュアスケート衣装

インターネットでとりあえず購入しましたが、 セパレートタイプだと思ってたのが、実はワンピースタイプだった。。。というご相談から始まりました。 今回曲は、「鬼滅の刃〜遊郭編〜」 この雰囲気を作って欲しいとの事で。 まずは、リフォーム前の状態です。 まずは解体しちゃいます ワンピースタイプでは、男の子はトイレ問題があります。 後ろファスナーを開けて、用を足す。。 10歳の子には、ちょっと面倒なのでとお母さんからの希望です。 ラインストーンがパンツとの接ぎ位置に付いているので解いて縫い直しは不可能なので 仕方がないのでカットしちゃいます。 トリコットの2WAYの素材は、生地が解けにくい。 内側で見えないので、ギリギリの際で縫い代を付けてカットしちゃいます。 パンツ作り 切り離したパンツは使わないとの事で、新たにパンツを作ります。 今回は、裏起毛の2wayストレッチを使います。 リンクの上はやっぱり寒く、このような温かい生地を希望される方もいます。 しかし、温かいだけを重視すると肝心な「美しさ」が欠如してくるのでね。 機能性と美のバランスですよね。 前あきで、ウエストはゴム仕様のを作ってきます。 寸法は、ウエストゴム仕様(56〜61cm) ヒップ=64 股下= 70 股下は、多めに取って来年も対応できるように長く設定してます。 左足腿、膝上付近にストーンでシャツとリンクするような模様でストーンを並べます。 シャツの裾をリメイクします 滑ってる途中にシャツが動くのは、演技に集中出来ないかもな? ということでパンツにインできるようにインナー的なものを縫い付けてきます。 股のところは脱着できるように、スナップボタンを縫い付けます。 シャツのチュール裾を男の子っぽくアップデート パワーネット生地の部分の裾始末。 メローロック仕様になってます。ナミナミっとした仕上がりが特徴です。 女の子の物なら、可愛いし特に気にもならない感じですけど、 男の子にはちょっと。。。 なので少しカットし、2つ折の仕様でスッキリさせます。 装飾をアップデート 「もっとキラキラしたい!」の希望ですので これから更にラインストーンを盛ってきます。 追加してくのは、オーロラ色とサファイア色 タッセルを付け加える 課題曲の、和の雰囲気を加えたいので赤タッセルでテイストを入れてきます。 ブルー×白×ゴールド×黒 こ

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【ピーターパン】[子供]フィギュアスケート衣装を製作

ピーターパンの衣装作りの記録です。 身長121cmの男の子のフィギュアスケート衣装です。 襟がないスタイルが希望ということで 襟の仮縫い。 本番生地を当てて雰囲気を見てみます。 ピーターパンを演じる上で、 手の振りがポイントになるでしょうから、袖口にフリルを用いました。 本番生地でも、雰囲気確認します。 仮縫い完成 さて、 本番基準の色の組み合わせを打ち合わせして、2枚目の配色に決定。 1枚目は、ちょっとアジアンな雰囲気が強めかも?というところで。 黄緑を裾に差しました^_^ 全てのパーツを縫製、仕上げし ウエスト位置には、スウェードのベルトを入れてあげます。 7歳の子なので、マジックテープ仕様で自分でもお着替えがスムーズになる様にしました。 最終的に出来上がりが、こうなりました。 「衣装を着て練習もピークになってきました」 と、お母さんから写真をいただきました。 やる気スイッチも入ってきてるようで、 入賞目指して頑張って欲しいですね。

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ライオンキング衣装作り(フィギュアスケート)

フィギュア女子の衣装だけでなく、男子もやらせていただきました。5歳児のものですけど。 ですが、本物な雰囲気で作り上げてあげることが、競技に挑む子の意欲を盛り上げてあげられらたら幸い。 デビューの曲は、ライオンキング。コーチとの打ち合わせ。 今回初対面の親子なので、お互い緊張しつつも生地選びこら同行できました。 ライオンキングを氷上で表現するなら、ゴールド。正に王様の色ですよね。ゴールドにも色々ありますよ。 弊社お見積もり 衣装作成代の相場だとか、中々よく分からないまま仕事の依頼を受けているものですけど。興味のある方は、参考までにしてくれると。 ネイサン・チェンみたいなのが良いとの事 シャツと連絡を受けていたので、スタンダードなプルオーバータイプのものなのか?と思ってお母さんとお話ししてるとどうやら話が噛み合わず。。こういうものが良かったみたいでした。 こういうの、カットソーって言うんだけどなぁ〜とか思いつつ。 袖はぴったりとはさせず提灯のようなスリーブで、サッシュベルト は、生地の雰囲気に合うようにお任せします。とのことで、仕上げさせていただきました。 衣装完成 サッシュベルト は、競技中にズレたりしないようにパンツの方にもマジックテープを縫い付けズレないような仕掛けがしてあります。 ウエストの見えない部分には、こんな仕掛けです。 裾は、シャツカットにして競技中にウエストから抜けてしまわないように仕上げます。 ウエストの飾りのタッセルが有るだけでグッと大人な仕上がりになりますよ

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フィギュアスケート衣装4

仮縫い決まり本番生地で組み立て さてさて、仮縫い完了のところから続けて書いていない自分が嫌です。 最後までしっかり記録をとって残しておかないといけませんよ。このブログは自分との対話でもあると。今更ながらに思うのです。 本題ですけど。パワーネットの伸縮のある素材の縫製は慣れたら意外とそうでもない。 実際に難しいのは襟繰りとか袖口だとかの始末だと思います。見た目にすっきりさせ着る人にストレスにならないように。 前側 後ろ側 花のモチーフは、チュールレースから切り出して一つ一つ場所を確かめながら、配色のバランスを見ながら、気の遠くなるように思えるかもしれないが付け始めると夢中になるもの。 一度、あまり可愛くない印象を与えてしまうとこういったイメージ重視の仕事にはマイナスなことだ。だから、そこはきちんとしておくべき。 花付け作業も終わり、スワロ付けの作業が残っている。 写真を撮り忘れてしまい。不覚にも記録できないが。大会当日の撮影ができた。 次は、どんなテーマの依頼がくるでしょうね。 少なからず、TVのスケートの中継は衣装のこと重視で見るようになってます。最近

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フィギュア衣装-2

知れば知るほど。その仕事が好きになりません? 僕はといえば、フィギュアスケートについて考え直してみようと思った。 固定概念、洋服作りに対して長年の自分なりの考え方を一回リセットした方が良い。 衣装製作に既製服で得た凝り固まった考え方が足かせになるんじゃ無いかな?と、仕事に入る前の選手の女の子、コーチ、選手のお母さんとの何気なく交わす会話だとか、自分なりにネットから得た情報とか踏まえた上で 最もな方法があると思った。 あくまでも、衣装は競技の付属品で選手の演技、表現を際立たせる為のもの。決して、主役では無い。 ファッションショーや、展示会に出すものとは全く別の領域のものだ。 表現の主体が衣装では無い。 早速仮縫いの場面で思い違いが訪れた。 〜仮縫い→シーチングで〜 現物は、伸縮性の良く効いた素材なんでまるで確認作業は出来ない。装飾に使うモチーフをつけてみたが、全く雰囲気を確認できず。 直接、モデルの体に布を当ててやってみることになった。 〜シーチングで組んだトワル〜 結局は、体に当てて ただただ窮屈でしか無い、伸縮性の良く効いた素材で仮縫いし無いと。 ちょっと冷静に考えたら、時間をかけない最短の道で行くなら…。 と言うわけで、パワーネットと言う素材で仮縫いを再開して最初に組んだのがバッグスタイル。    選手とコーチは揃って、バッグスタイルを強調してました。よくよく調べてみたらやはり、フィギュアスケート衣装にとってバッグスタイルは、前から見たスタイル以上に重要視されると言っても過言では無いとわかりました。 フィギュアスケートはバッククロスという滑り方、後ろ向きで滑るテレビの中継とかでも良く見られる感じね。 故に背中は大事なポイントです。 背中からお尻の中心に掛けてのV字のライン。 これも重要な線になるので、そのへんを踏まえて   スカート丈は、後ほど修正するとしてシーチングでやるより、遥かに。 そして、前はそれとなくドレープ感があれば良いらしく   どうにか、二度目の試着の支度ができたかな。というところで。 しかし、このパワーネットの特性をいかす縫い方でないとならない。 今のところ、道具は限られいて布帛を縫う為の普通ミシンとロックミシンの。これだけ。 ニット系の素材を縫うには、ロックミシンは良しとして、地縫いは出来れば伸縮についてくる丈夫な縫いと糸。 今回はもう一台

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フィギュアスケートの衣装-1

僕はといえば、あいも変わらず。 縫製とかデザインとかのご相談を仕事にしている。 今年の1月に、6歳の男の子の依頼を受けた時。それは、特に違和感なく既製服に少し派手さがある程度かなって。すぐに作る事ができた。 半信半疑の納品。「こんなんで大丈夫なのか?」 作業場の床に置いてたときは、ただの衣装。 既製服と大きく違ったのは、よくストレッチの効いた素材。 お母さんだとかコーチには、感謝の言葉を頂けて職人冥利につきるとこですが、創作者の目からはずっと半信半疑だった。 この画像をもらえるまではね。 氷上は、普段見えている世界とは別世界なんだと認識できた。リハーサルとは言えこんな小さな子に着せた衣装だが、作業場にある時とは別物。 色の見えかたから、布の動きかたからね。 この依頼をしていただいたコーチには、僕とは違った視線で見ていたのだと。 時折、時間が合えばリンクに行って彼らのレッスンを見させてもらったりするようになった。 衣装が喜ばれるのは嬉しい。 それ以上に、縫製という技術を軸に知らない世界を知れることが、それ以上に幸福を感じている。

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