師走ですね。今週は仕事スケジュール優先でランニングを我慢している僕。
昨夜、寝る前に今日着る服を用意して、今その服を着ています。
今日はちょっといつもと違う場所に行く予定があるから。
「TPOを考えて服を選ぶ」——よく耳にする言葉です。
たしかに、寝巻きで初対面の人に商談しても信用されない。
これさえ着ていれば間違いない、という服があれば僕らのような衣類に関わる人間の仕事は必要ないのかもしれません。
選ぶことが難しい時代
30代、40代は毎日がむしゃらに働き、子育てをして、服を選ぶ時間すら勿体ないと感じていた。
でもアラフィフを迎え、少し時間的な余裕ができた今。
「ちょっと良い感じのおじさんに見せる服を着てみようかな」と思うようになった。
ただ、そもそもどこで何を買って揃えたら良いのか。
選ぶこと自体がつまらなくなっている?面倒になっている時代に、どうやって自分らしい服を見つければいいのか。
そもそも、情報もありすぎて正解がわからないともいえる。
凝り固まってる自分の服装に対してのルールがあったりしますよね。
ファッション診断・オーダー・リメイクという選択肢
そこで僕が提案したいのは、ファッション診断やオーダー、リメイクファッションという選択肢です。
- 自分に似合う色や形を診断することで「選ぶ迷い」を減らす
- オーダーで一点モノを作ることで「差別化と満足」を得る
- リメイクで愛着ある服をアップデートすることで「心地良さ」を取り戻す
服を選ぶことが難しい時代だからこそ、選ぶ意味を再構築するサービスが必要なのだと思います。
まとめ
アラフィフになって、服を選ぶことの意味をもう一度問い直す。
無難で効率的な服も良いけれど、ちょっと良い感じのおじさんに見せる服を選ぶのもまた楽しい。
そのために、診断・オーダー・リメイクという方法で「選ぶ価値」を取り戻していきたい。
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そんな方は、ぜひ気軽につながってください。
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今のあなたを満たす1着へ。ブラウスお仕立て事例-Tablier様
はじまりは、お客様が大切にされてきた「一枚の古いブラウス」 お客様からご相談いただいたのは、かつて深く愛用されていた一枚のノースリーブブラウスでした。 デザインはとても気に入っているけれど、ずいぶん昔のもので古くなってしまっている。 けれど、既製品のお店を探しても、色違いはおろか同じものはどこにも売っていない。 日常の中で誰もが経験するような、けれど諦めきれない小さくて切実な想い。そこから今回の仕立ての物語が始まりました。 「引き算」と「足し算」で、今の自分にフィットさせる 元の服をただそのまま再現する(コピーする)のではなく、「今の自分が一番心地よく、美しくいられる形」へアップデートしていくのが、当アトリエのスタイルです。お客様との対話の中で、いくつかの理想を形にしていきました。 アトリエで命を吹き込む瞬間 デザインが決まり、アトリエでの孤独で、けれど高揚感に満ちた制作が始まります。 動画にあるように、深いネイビーの生地をミリ単位で折り込み、息をのむほど美しいバックプリーツ(ひだ)を仕立てていく時間 そしてフロントの立体的なインタックを美しく整えていく手元。 かつてお客様が愛した「あのブラウス」の面影を残しながら、まったく新しい「世界にひとつの wearable art(着るアート)」として命が宿っていく瞬間です。 日常を新しく彩る、新しい「一生物」の完成 こうして完成したのが、今回仕立てさせていただいたtablier・シャツです。 前を向いているときは、フロントのインタックが凛とした大人の表情を作り出し、一歩歩き出せば、背中の贅沢なプリーツが風をはらんでドラマチックな陰影を生み出します。 袖口のクラシックなボタンひとつに至るまで、職人の手仕事が息づいています。 「激しい欲望ではないけれど、お気に入りの服を、今の自分に合わせて心地よく、もっと美しく着こなしたい」 その静かな想いに寄り添い、技術のすべてを注ぎ込んで仕立てる。それこそが、私たちが目指す「Lust for beautiful life」の形です。 tablier様、素敵なオーダーをいただき、本当にありがとうございました。 この一着が、これからの日々にたくさんの美しい景色を運んでくれますように。 最後に オーダーは、特別な人だけのものではありません。 「ちょっと困っている」「少し不便を感じ
「既製品に自分を合わせる」という常識を疑う。アパレル業界の闇を経て、私が札幌で何を縫ってるのか
5年前の自分、今の自分 2021年、私はファッション業界の過酷な裏側を綴りました(ザ・トゥルーコスト「華やかなファッション業界の裏側」)。 安価な服が誰かの血と涙の上に成り立っているという現実に、ただ憤りを感じていた時期です。 当時は、業界全体への憤りや危機感に突き動かされていました。 しかし、あれから年月が経ち、今の私は少し違う景色を見ています。もっと本質的な問いに辿りつきました。 それは、「私たちはいつから、服という『型』に自分を押し込めることが当たり前になってしまったのか?」ということです。 既製服という「仕組み」から離れて見えたもの かつては「効率」や「売れる数」を追いかける世界に身を置いていました。 しかし、今の私はそこから距離を置いています。 誰が着るかもわからない、大量に捨てられていく服を創ることに、私の人生の時間を使いたくないと心から思ったからです。 既製服という「枠」を外してみた時、見えてきたのは、一人ひとりの「わがまま」という名の切実な願いでした。 「消費」という名の麻薬を捨てて 消費とは? その正体は、単なる環境汚染や人権問題だけではありませんでした。 それは「人間が服の主役ではなくなり、消費の歯車にされている」という不自然さです。 店頭やWEBにある既成の「型」に自分を合わせ、流行という期限付きの価値を買い、すぐに捨てる。 私自身、アトピー性皮膚炎という「肌の弱さ」を抱えて生きてきたからこそ、その不自然さを人一倍、肌身で感じてきました。 化学薬品にまみれた「血の通わない服」は、私の肌も、心も、決して癒やしてはくれなかった。 「服」を、自分の哲学に呼び寄せる 正直に言えば、自問自答することもあります。「これ以上、この世界に物を増やす必要があるのか?」と。 「既製品に自分を合わせる」という常識を、一度疑ってみる。 私は既製服という仕組みから離れることを決めました。 自分の体型、生き方、そして譲れない哲学。 そこに服を「呼び寄せる」のが、私の提案する「ウェアラブルアート」です。 一人の人間が作るものです。年間で世に送り出せる完成品は数えるほどです。 それは「消費される服」ではなく、持ち主の人生と共鳴し、修繕し、10年後もその人の傍らで輝き続ける「ウェアラブルアート」です。 その一着が、一人ひとりの魂に寄り添いその人のアイコンになるウエアであるべき
アンティーク調ピアスとフリルシャツ。デザイナーが語る着こなし
完成された「余白」を埋めるもの 先日のブログでご紹介した、雪白のフリルロングシャツ。 一滴の混じりけもない白は、それだけで完成された「静寂」を纏っています。 しかし、その静寂にどのような「光」を添えるかで、物語の結末は大きく変わります。 本日は、今日ショップに並べた2点のアンティークゴールドのピアスを通じ、衣装デザイナーの目線から、このシャツをどう「映らせるか」についてお話しします。 「Antique Radiance」が引き出す、退廃的な知性 まず手にとったのは、オーバルビジューが瞳のように輝く、重厚なスタッドピアス。 【デザイナーの視点:質感のレイヤード】 雪白のシャツは、光を透過し、拡散させる性質があります。 そこに、あえて「古美金(アンティークゴールド)」の鈍い光を置く。 すると、白の純粋さが引き立ち、同時にゴールドの持つ「時の堆積」が際立ちます。 この組み合わせは、纏う人に「知性」と、どこか「手が届かないような退廃的な色気」を宿らせます。 フリルの甘さを、アンティークの質感が程よく抑え込み、大人のための「高潔なモード」へと昇華させるのです。 「Classic Radiance」が生む、立体的な表情 もう一点は、プレートが重なり合い、よりデコラティブな造形を持つ一点。 【デザイナーの視点:陰影をデザインする】 衣装制作において、最も重要視するのは「陰影」です。 このピアスは、縦5cmのボリュームの中に幾重もの影を孕んでいます。 雪白のフリルが作る柔らかな影と、耳元で古美金が作る深い影。二つの影が響き合うことで、平面的なコーディネートに圧倒的な「奥行き」が生まれます。 横顔を鏡で見たとき、そこには単なる装飾品を超えた、肖像画のような完成された美しさが宿っているはずです。 なぜ「着用」ではなく、手元で愛でるのか 私はこれらの製品を、安易にモデルに着用させることはしません。 それは、衣装デザイナーとしての矜持でもあります。 この雪白のシャツも、アンティークゴールドのピアスも、最初にその肌に触れ、体温を分かち合うのは、この物語の継承者である「貴方」であってほしい。 アトリエで大切に保管された一着を、自分の手で解き、鏡の前で合わせる。 その瞬間の高揚感こそが、ファッションが「衣装」に変わる瞬間だと信じているからです。 最後に:貴方という主役のための、最後のピース 雪
Fragment Jacket: The Impulse of Lines and the Brilliance of Stones
In the realm of fashion, there is clothing that simply covers the body, and then there is clothing that expresses the soul. At our atelier in Kiyota, Sapporo, we believe in the latter. Today, we present a signature piece of our “Wearable Art” philosophy: The Fragment Jacket. The Impulse of the Line: Hand-Drawn Aesthetics The black lines etched across the white denim are not calculated designs. They are an “impulse”—a raw, honest expression of the moment the pen met the fabric.With 30 years of experience in costume craftsmanship, my hands have learned to move without hesitation. These lines represent the dialogue between the designer’s intuition and the texture of the material. The Brilliance of Precision: Black Rhinestone Embellishments Contrasting with the raw drawing are the meticulously placed black rhinestones. Drawing from the technical precision required for professional figure skating costumes, each stone is set to capture and reflect light in a wa
ドローイング と輝きを纏う「フラグメント・ジャケット | 白を、衝動で塗りつぶす。
「きれいな服」は、世の中に溢れています。 でも、あなたの感情を揺さぶり、纏うことで力が湧いてくるような服は、どれほどあるでしょうか。 札幌・真栄のアトリエで生まれたこの「フラグメント・ジャケット」は、単なるアパレルではありません。 白という純粋なキャンバスの上に、衣装デザイナーとしての衝動をドローイングとして刻み、 そこにフィギュアスケートの衣装製作で培った「石打ち」の技術を融合させた、世界に一着だけのウェアラブルアートです。 0と1の間にある、職人のドローイング 背面に施された黒いラインは、あらかじめ決められたデザインではありません。 その瞬間の空気、布の抵抗、そしてデザイナーとしての直感が、ペンを走らせました。 この「迷いのない線」は、30年布と向き合ってきたからこそ引ける、私なりの言葉です。 闇の中でこそ輝く、ラインストーンの密度 ドローイングの上に重なるのは、漆黒の夜のようなラインストーン。 リンクの上で、わずかな光を捉えて選手を輝かせる衣装の技術を、日常着に贅沢に落とし込みました。 荒々しい線の衝動と、計算された石の輝き。この相反する要素が、一着の中で共鳴しています。 「第二の肌」としてのシルエット 「着るアート」であっても、それが身体を縛るものであってはならない。 衣装デザイナーとして私が最もこだわっているのは、身体の動きに寄り添う「第二の肌」としての着心地です。 立ち姿の美しさはもちろん、歩く、腕を動かす、そのすべての瞬間に、このジャケットはあなたの味方になります。 「Fragment」ホワイトスタッズジャケット ¥24,000 (税込) BASEで購入する 「こんなこと相談していいのかな?」という小さな疑問や不安でも、 どうぞお気軽にご連絡ください。 お問い合わせフォームから相談する LINEで気軽に相談する Design Philosophy 札幌のアトリエから生まれる、表現としての「ウェアラブルアート」 VIEW PHILOSOPHY Discipline & Awakening 100km Monthly Run and an Awakened Mind. Daily insights from an artisan on Threads. My “Sober Curious” journey at 50.
