コアじゃなくマスを狙うのが今のファッションなのかな②
戦略ありきの出店スケール 都会の駅ビルでも見ますよね、ユニクロの看板。郊外の国道を走っても見ますよね看板。 ここ数年であっという間のペースで増え続けていますよね。これだけの店舗数ともなるとどんな効果があるかご存知ですか? 広告効果があるんですよ。全国に広告を出すコストは相当なものです。ですがこれだけの店舗が全国各地、都会から田舎まであの看板を見ないことはないくらい色んな地域にある。それだけでもかなりの広告効果につながっているんです。 商品の展開は今や老人から子供までのシェアを確実にものにしています。 ZARAやH&Mでは届かない客層にも届けられてる。お気づきかと思いますが、ZARAやH&Mの店舗は、田舎には出店することは不可能なんです。彼らの商品を必要としている客層はファッションに敏感な若者やファッション上級者ですから、仮に田舎にそのような人がいてもビジネスになるほどの人数ではないのは明らかですからね。 実店舗展開は、そもそも時代に合っていないのではと思う方もおられると思いますが、ネット通販の大手ZOZOTOWNを利用しているお客は殆どは、ファッション上級者というんでしょうかファッションにうるさい層のお客というのでしょうか。もともと、ファッションが好きで常に気を配っている方々がほとんどなんですね。ユニクロにもネット通販は勿論あります。私も、度々便利なので利用します。こんなデータがあるんですが、ユニクロの売り上げで、何パーセントがネット通販からを占めているかというと全体の売り上げの10%程度だということです。 つまり、まだまだネット通販のお客はコアな層が利用しているに過ぎない。世の中をフラットに見て想像してみると明確かとおもいますが、ファッションにお金をかける気を付けている人間は、 10人に1人くらいなものなのでは。ということです。 まちを歩いている人が皆、おしゃれをすごく気にしているというわけではなさそうです。 おしゃれを気にかけている僅か10%の人間のために、ネット通販となるととてつもなく大変な広告をうっていく作業が必要になる。それでいて、競争しなきゃならない会社もひしめき合っていることですから。 であれば、のこり90%のコアはファッション好きでない層には、どうやって衣類を買っているのか?というと、大体は「ながらで服を買う。」こういうケースもある