主役は服ではなく「あなた」。衣装デザイナーがミリ単位で「引き立てる」ことにこだわる理由
「この服、素敵だけど私が着ると服ばかりが目立ってしまう……」 そんな違和感を覚えたことはありませんか? おしゃれを頑張ろうとして、かえって「頑張っている感」が出てしまう。 それは、服が主役になってしまい、あなた自身が「引き立てられていない」からかもしれません。 デザイナーとして30年。私が一貫して大切にしているのは、「着る人をいかに引き立てるか」という視点です。 フィギュアスケートの衣装から学んだ「引き立てる」技術 僕の仕事の原点は、フィギュアスケートの衣装制作にあります。 氷の上で舞う選手が主役であり、衣装はその魅力を何倍にも増幅させるための「装置」です。 これらはすべて、選手という「主役」を引き立てるための計算です。この視点は、日常の服選びでも全く同じことが言えます。 大人の女性こそ「引き立て役」の質で差がつく 40代、50代と年齢を重ねると、若い頃のように「勢い」だけで服を着こなすのが難しくなります。 「派手な色を着る勇気がない」とおっしゃる方も多いですが、 実は「色」や「輝き」は目立つためのものではなく、あなたの表情を明るく見せるための「光」なのです。 例えば、僕が制作している「パワーネットスカート」や「ペイントアクセサリー」。 一見すると個性的に見えるかもしれませんが、実際に身につけると驚くほど肌に馴染みます。 それは、日本人の肌色や大人の体型を計算し、あえて「色の階層」を重ねることで、奥行きと透明感を生み出しているからです。 服が歩いているような着こなしではなく、あなたが動いた瞬間に、あなた自身の魅力がふわりと浮き上がる。 それが、私の考える「最高の引き立て役」です。 「想い」を引き立て、形にするということ 服は、ただ体を覆うものではありません。 例えば、このペイントコート。 背中に施したのは、持ち主の大切な記憶や、お子様との絆をイメージしたアートです。 既製品には絶対に真似できない、世界に一つだけの「引き立て方」。 お手持ちの服に今のあなたらしい息吹を吹き込むリメイクも、私の大切な仕事の一つです。 アトリエは、あなたを引き立てるための「作戦会議室」です 「自分をどう引き立てていいかわからない」 「何が似合うのか、迷子になってしまった」 そんな方のために、札幌市清田区のアトリエは完全予約制のプライベート空間にしています。 既製品をただ選ぶのではなく、プ

