フィギュアスケート

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蝶のように舞いハチのように刺す

ご依頼いただいたプログラムは、「パガニーニ」 蝶が舞うような振り付けと聞いていたので 生きた色を意識して取り組んでみました。 有名な格闘家モハメド・アリの格言がふとよぎり プログラムとはあんまし関係ないんですが、 「蝶のように舞い、蜂のように刺す」 彼女が舞う様子を考えながら取り組んできました。 肌とピンクとの接ぎ線のところはグレーでぼかせていくんですが、 グレーではちょっと色の強さが足りない感じもするので、 気持ち黒を加えてきます スカート部分は素材違いになるポリエステルジョーゼットを使います。 パワーネットと色ののりかたが少し違ってくるんですよね。 ストーンはオーロラ色を選びます。ピンクと相性良い感じです ウエストのモチーフはハンドペイントとゴールドのストーンで

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パワーネットにフリル加工を施した衣装

フィギュアスケート衣装を作り始めて気がついたことがある。 一枚の衣装=一枚の絵 これに気づいたらなんか気持ちが解放されてきた気がした。 今回mいただいたオーダーは色から作る作業だった。 木綿の染色は以前に何度もやったことはある。 でも今回はパワーネットだ。ナイロンやプリエステル、ポリウレタンの繊維でできている ゴムのように伸縮するものだ。 そんな簡単に染色はできないかも? もしかして、うちのスタジオでやるには施設的に無理か?とか考えたりもした。 そう考えるようになる時点で負けである(笑) 「やれることはやる!」 万策尽くしてこそ、他のどこの誰にも作らない仕事ができるのだからね。 今の時代は一人で創作を進めるには非常に安易になりつつあると、今回は思った。 インターネットにアクセスしたらいろんな染色をした話が検索に引っかかってくる。 ”パワーネット 染色 ” これでは検索に引っかからない。 “ポリエステル 染色” これで染料を決めて、準備を整のえて。 染料はこれを注文した。 手芸屋さんで購入可能だろうけど、店頭に直接行って在庫がないとなるのは嫌なんで Amazonで買えたのでAmazonで注文した。 赤と黒を1パックずつ。 これは「浸染」とういう方法でやるための粉状の染料を湯に溶かして使うもの。 これだけで、全ての色の表現にするには心細い。 だから、布にスプレーする絵の具みたいなものを補足で使えるように買い足した。 赤系〜黒へのグラデーションをイメージしてる。 まずは染めをやったことがある人は見覚えのあるこんな光景 湯を沸かし、染料を溶かし込み ぶっ込みます 雪の上に布を敷くだけで、冬の北海道は天然の養生ができるのがまた乙です。 寒いから早く決着をつけねばなりませんけど。 染料の匂いはありますけど、一晩干せば乾き匂いも消えます。 グラデーションの黒も加えてストーンを加えて なかなか雰囲気が出てくる出てくる。 ミシンはオーバーロック2本針で組み立てます。 前身頃は全面的にフリルとグラデーションで 後身頃は、背中は素肌をのぞかせるラインは、 パワーネット一枚仕立てになっています。

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ウエストサイド・ストーリーのフィギュアスケート衣装制作

今回は「ウエストサイド・ストーリー」の衣装をお作りさせていただきました。 1950年代の若者のカルチャーを想像させる衣装ですよ。 制作前にまずは世界観が共有できるように映画で確認ですね。 すごく偶然というか2021年にスティーブン・スピルバーグ監督がリメイクでこの作品を彼なりの演出で公開してくれましたよね。 非常に、感じるものが随所にありましたよ。 当時のニューヨークのウエストサイドに、夢や成功を求めて 多くの移民が移住してきて暮らしていました。 決して皆が裕福ではない環境。 若者たちは社会への不満を抱えていました。 そんな若者たちは同胞でチームを作り、 移民同士の小競り合いを。 物語は、敵対するチームの元リーダーと 対立関係にあるチームのリーダーの妹が出会い お互いが惹かれ合うとこから展開されるわけなんですけど。 今回、男の子(11歳)がフィギュアスケートでトニーを演じる訳で ご依頼をいただいたのですが。 リンク上で輝ける要素を色々模索してみました。 希望の生地がデニムを使ってアメカジみたくだったので デニムはアメリカを感じるものなので、ニューヨークのウエストサイドを感じるにはちょうど良い素材ですよ。 ですが、そもそもは作業着の素材です。 リンクの上では男は光輝くような演技を期待したいし トニーになりきれる衣装を提案することがこの依頼の根本ですよね。 フィギュアスケート衣装では必須のストーンをどう組み合わせるのか考えた結果 今回はこのようにお作りさせていただきました。 デニムは全てテープ状にカットして 生地端はフリンジ状に 土台にパワーネットを。デニムはパワーネットに叩きつけているだけなので パワーネットの縦横に伸縮する効果は完全には消されない。 インナーのロンパースは、着用した時にジャケット下に 白いTシャツを着ているように。 この辺はアメリカンな演出で。 肩のところで糸ループ止めしてあるので 脱ぎ着もしやすと思いますよ。 背中のウエスト位置にベルトをつけています。 ヴィンテージのデニムジャケットとかよくこういう位置にベルトなど付いているので 50年代の洋服の感じを入れてみました。 あとは、このボタンですね。 最後の仕上げにボタンは付けられるんですが、 これが付けられた瞬間にその服の顔が急に変わって見えたりするものです。 スクエアタイプを選んでます。 さて、演

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フィギュアスケートのスパッツの話~toe cross~

スケートのスパッツを作らせていただきました。 そしてそして ブランドとして活動していくことにしまして、 Toe cross と名付けました。 キッズサイズから試行錯誤開始してきます。 未来のトップスケーターを育てる親御さんの心を代弁できるようデザインなど協業で進んで行けたら良いなと思ってます。 インスタグラムフォローいただけたら嬉しいなー ブランド名の由来は次回の記事に記させて頂きます。

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ブレードガードカバーを作りました

フィギュアスケートに限らずですが、アイススケートをやられている方にぜひ利用していただけたらと。 作ってみました。 濡れたブレードがふけて、ブレードケースを収納しておくことができるケースです。 衣装を作らせていただいているお客様の声を商品にしてみたものです。 何点かですが、意見をいただき作ってみたのがこのケースです。 インナーに吸水性の高い吸水クロスが縫い込まれています。 吸水クロス側が内側になります。 反転すると表になります。表側は撥水性の高いナイロンタフタを使っていますので。 使った後、ブレードガードを納めバッグに入れても、 他の荷物が濡れてしまうのも防げるかと思います。 こんな感じで使っていますので、参考動画です。 まず、裏返した状態でブレードを拭いています。 拭き終えたら、裏返してブレードカバーも収納します。 気に入っていただけたら幸いです。 ショップページはこちらです。 詳しいお問い合わせは、 email info_lust@lust.co.jp もしくは、下記のリンクにお問合せください。 ネーム刺繍を入れることも可能です ネーム刺繍を入れるとより愛着も出ますよね。 そして、リンクでの他の人との取違もなくなります。

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フィギュアスケートのスパッツ作り

「いつもは、ネットショップで買います。」 いつものフィギュアスケート衣装のオーダーをいただくお客さまの話だった。 おかげさまで、衣装の方はコツコツオーダーいただけた分は作らせてもらっていたのですけど、 盲点というか、知らなすぎでした。。 スポーツ店に行けば揃えられるかと思ってたんですよね。 今回、それ相当になる生地を手配できたのでまずはスパッツから作ってきます。 お借りできたサンプルです。 縫製仕様などは、やはり市販されているブランドのものを見させて貰うに限ります。 スパッツにもシルエットがそれぞれにあるそうで、 フレアタイプがイタリアの国旗がついてるもので、スケート靴の下までスッポリ覆われる感じですね。 もう一つが、いわゆるスパッツ。 足首くらいまでの丈のやつです。 第一段は、スパッツを作ってみます。 生地の特性が最大に生かされるように、脇の縫い目がなく、ストレスのない感じに履ける様になつてます。 サンプルを借りてきて良かったのは、私の普段の服作りでは、脇に縫いを入れてシルエットを作る様にしてます。 でも、この場合は考え方が違うので。 なるほどなぁ〜と。 まずは、裁断してストーンでイニシャルを。 股ぐりを縫い、内股を一気に縫い合わせます。 オーバーロックの2本針ですね。地縫いはレジロン糸、かがりのとこはウーリー糸です。 裾はカバーロックで仕上げます。 裾が狭いのでちょっと不慣れのため苦戦してます(笑) さて、仕上がりはこんな感じです。 早速、リンクで試してもらいました。 「いい感じです」と。

フィギュアスケート, 衣装作成

ピーターパン衣装をアップデートしてきます。

昨年オーダーいただいたピーターパン衣装。 8月の大会に向けてラインストーンでアップデートしてきます。 まずは、襟周りの様子を変貌させます。 ストーンは4mm、色はオーロラ https://instagram.com/stories/lust2018jpn/2902815226623691692?utm_source=ig_story_item_share&igshid=YmMyMTA2M2Y= ベースになる生地が元々装飾性の強いものなのでストーンとの相性が肝心かなという感じです。 前面のイメージがつかめてきたので、 背面は逆のイメージを持ってきます。 演技の練習を何回か見させてもらって感じた後ろ向きに滑る 後ろに進める方向性というか流れを背面にイメージを入れてみました。 さっそく、演技の練習風景の動画をいただきました。 頑張って欲しいですね!

フィギュアスケート, 衣装作成

和テイストを意識したフィギュアスケート衣装

インターネットでとりあえず購入しましたが、 セパレートタイプだと思ってたのが、実はワンピースタイプだった。。。というご相談から始まりました。 今回曲は、「鬼滅の刃〜遊郭編〜」 この雰囲気を作って欲しいとの事で。 まずは、リフォーム前の状態です。 まずは解体しちゃいます ワンピースタイプでは、男の子はトイレ問題があります。 後ろファスナーを開けて、用を足す。。 10歳の子には、ちょっと面倒なのでとお母さんからの希望です。 ラインストーンがパンツとの接ぎ位置に付いているので解いて縫い直しは不可能なので 仕方がないのでカットしちゃいます。 トリコットの2WAYの素材は、生地が解けにくい。 内側で見えないので、ギリギリの際で縫い代を付けてカットしちゃいます。 パンツ作り 切り離したパンツは使わないとの事で、新たにパンツを作ります。 今回は、裏起毛の2wayストレッチを使います。 リンクの上はやっぱり寒く、このような温かい生地を希望される方もいます。 しかし、温かいだけを重視すると肝心な「美しさ」が欠如してくるのでね。 機能性と美のバランスですよね。 前あきで、ウエストはゴム仕様のを作ってきます。 寸法は、ウエストゴム仕様(56〜61cm) ヒップ=64 股下= 70 股下は、多めに取って来年も対応できるように長く設定してます。 左足腿、膝上付近にストーンでシャツとリンクするような模様でストーンを並べます。 シャツの裾をリメイクします 滑ってる途中にシャツが動くのは、演技に集中出来ないかもな? ということでパンツにインできるようにインナー的なものを縫い付けてきます。 股のところは脱着できるように、スナップボタンを縫い付けます。 シャツのチュール裾を男の子っぽくアップデート パワーネット生地の部分の裾始末。 メローロック仕様になってます。ナミナミっとした仕上がりが特徴です。 女の子の物なら、可愛いし特に気にもならない感じですけど、 男の子にはちょっと。。。 なので少しカットし、2つ折の仕様でスッキリさせます。 装飾をアップデート 「もっとキラキラしたい!」の希望ですので これから更にラインストーンを盛ってきます。 追加してくのは、オーロラ色とサファイア色 タッセルを付け加える 課題曲の、和の雰囲気を加えたいので赤タッセルでテイストを入れてきます。 ブルー×白×ゴールド×黒 こ

フィギュアスケート, 衣装作成

【ピーターパン】[子供]フィギュアスケート衣装を製作

ピーターパンの衣装作りの記録です。 身長121cmの男の子のフィギュアスケート衣装です。 襟がないスタイルが希望ということで 襟の仮縫い。 本番生地を当てて雰囲気を見てみます。 ピーターパンを演じる上で、 手の振りがポイントになるでしょうから、袖口にフリルを用いました。 本番生地でも、雰囲気確認します。 仮縫い完成 さて、 本番基準の色の組み合わせを打ち合わせして、2枚目の配色に決定。 1枚目は、ちょっとアジアンな雰囲気が強めかも?というところで。 黄緑を裾に差しました^_^ 全てのパーツを縫製、仕上げし ウエスト位置には、スウェードのベルトを入れてあげます。 7歳の子なので、マジックテープ仕様で自分でもお着替えがスムーズになる様にしました。 最終的に出来上がりが、こうなりました。 「衣装を着て練習もピークになってきました」 と、お母さんから写真をいただきました。 やる気スイッチも入ってきてるようで、 入賞目指して頑張って欲しいですね。

フィギュアスケート, 衣装作成

ライオンキング衣装作り(フィギュアスケート)

フィギュア女子の衣装だけでなく、男子もやらせていただきました。5歳児のものですけど。 ですが、本物な雰囲気で作り上げてあげることが、競技に挑む子の意欲を盛り上げてあげられらたら幸い。 デビューの曲は、ライオンキング。コーチとの打ち合わせ。 今回初対面の親子なので、お互い緊張しつつも生地選びこら同行できました。 ライオンキングを氷上で表現するなら、ゴールド。正に王様の色ですよね。ゴールドにも色々ありますよ。 弊社お見積もり 衣装作成代の相場だとか、中々よく分からないまま仕事の依頼を受けているものですけど。興味のある方は、参考までにしてくれると。 ネイサン・チェンみたいなのが良いとの事 シャツと連絡を受けていたので、スタンダードなプルオーバータイプのものなのか?と思ってお母さんとお話ししてるとどうやら話が噛み合わず。。こういうものが良かったみたいでした。 こういうの、カットソーって言うんだけどなぁ〜とか思いつつ。 袖はぴったりとはさせず提灯のようなスリーブで、サッシュベルト は、生地の雰囲気に合うようにお任せします。とのことで、仕上げさせていただきました。 衣装完成 サッシュベルト は、競技中にズレたりしないようにパンツの方にもマジックテープを縫い付けズレないような仕掛けがしてあります。 ウエストの見えない部分には、こんな仕掛けです。 裾は、シャツカットにして競技中にウエストから抜けてしまわないように仕上げます。 ウエストの飾りのタッセルが有るだけでグッと大人な仕上がりになりますよ

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