AIがファッション界にやってきている
【追記:2025年4月】 この記事を書いたのは2020年。 当時はまだ、AIとファッションの関係は「これから」という段階でした。 それから数年、H&Mをはじめとした企業がAIを本格的に導入し、 現実にファッションの現場でもAIとの共存が進みつつあります。 あらためて思うのは、 「服を着るのは人間だ」ということ。 AIの力を借りながらも、 最後は人の手で作ることに意味がある。 その温度を、これからも大事にしていきたいと思っています。 この頃は、AI(人工知能)の活用の話題、そして不安を煽るようなAIに仕事を奪われてしまう。という話題が尽きない。 ファッションのような感性の必要な職種には未だ早い そう考えていたのはもうすでに昔のことになっている。ことに気づいてちょっと恥ずかしくなっている私です。 たとえば、アプリでsensy closetというものがあるのです。 https://apps.apple.com/jp/app/sensy-closet/id1168498253 アプリ内のカメラで自分の服を撮影→登録。デジタルクローゼットを作り自分の服を管理できるアプリ。 登録している服をコーディネイトして保存したり、登録している服がどのくらいの頻度で着られているかを知れる。 利用価値としては、クローゼット内を可視化できるので、買い物前に似たようなアイテムは持っていないか?確認にも役に立ちますよね。 このSensy closetアプリとAIにどうつながるのか?ってことですが このアプリの登録者のデータが、アパレルメーカー(企業)にとってはとてつもなく貴重なデータになるのですよね。ユーザー一人一人の購買行動、洋服の利用状況を把握して各アイテムの需要を導き出す貴重なデータですから。 元々は、マーチャンダイザー(管理責任者)という役割の人が、実績データと経験と勘に頼り商品を投入してきた部分でったんですが、正確だとは言えない。 ですが、このアプリと企業側のデータを解析するAIを使うことによって正確さを増していけるとすでに取り組んできている企業もあると聞きます。 メーカーが運営するECサイトからのデータとも組み合わせることにより、もっと販売計画の意思決定のスピードは加速していくことでしょうね。 時代は進んで、そのうち店頭にはAIがFAとして立っていてQRコードかなんかかざして