
2025年に当アトリエ(Toecross)で心を込めて制作させていただいた、お気に入りの「ジャスミン衣装」。
大切にリンクで着続けていただき、このたび「衣装お直し(リペア・サイズ調整)」のために、久しぶりに我が家へと戻ってきてくれました。
愛着のある衣装がこうして再びアトリエのハンガーに掛かっている姿を見ると、「あぁ、一緒に戦ってきたんだな」と、なんだか無性に嬉しい気持ちになります。
しかし、眺めてばかりいてもお直しは進みません。
今回は、お客様からご相談いただいた「裾の仕様変更とサイズ調整」の舞台裏を詳しくご紹介します。


「生地が廃盤…?」諦めない素材探しと、職人の型紙管理


今回のオーダーは、ジャンプスーツタイプの衣装の「裾丈を伸ばす」というお直し。
お子様の成長に合わせた嬉しいお直しですが、こうしたリペアで直面するのが「当時と同じ生地が手に入るか?」という問題です。
幸いにも、当アトリエでは過去にお作りした衣装の型紙をすべて大切に保管しているため、「どの部分をどう広げれば美しいシルエットを崩さずに直せるか」はすぐに割り出すことができます。
しかし、当時使用していたこだわりの生地が、なんと生地屋さんで「廃盤」になっていることが発覚しました。
ここで諦めてしまっては職人の名が廃ります。アトリエのネットワークを駆使して、元の衣装に最も馴染む質感・色目の代替生地を徹底的に捜索。お客様にしっかりとご確認・ご承諾をいただいた上で、ベストな生地を取り寄せました。
シルエットの美しさを崩さない、裾シャーリングの技術的な工夫



準備が整ったら、いよいよ解体とお直しの作業に入ります。 元の足首部分の縫製を一度丁寧に解き、ただ長さを足すだけでなく、より機能的で美しい仕様へとアップデートさせていきます。
【今回の技術的アプローチ】
- Before: 1枚のパーツにコールゴムを直接縫い付けてシャーリング(クシュクシュとした絞り)させていた仕様。
- After: 余分な部分を綺麗にカットし、新しく用意した生地を精密に縫い合わせ。その縫い代の内側にコールゴムを通すトンネルを作る仕様へ変更。
これにより、ゴムが肌に直接触れにくくなり、着用時の快適性がグッと向上します。

新しく継ぎ足した部分には、元々のデザインである「ゴールドのパーツ」が絶妙に重なるよう計算して仕立てました。
縫い合わせの境目が綺麗に隠れるため、まるでお直ししたとは思えないほど自然で美しい仕上がりに。
「サイズアウトしたから」と諦めるのではなく、デザインの力を活かして寿命を伸ばす。
これこそが、オーダーメイド衣装をお直しする最大の価値です。
大切な衣装を、次の舞台へ。他店製の衣装お直しも受付中です
新しく生まれ変わったジャスミンの衣装が、再びリンクへと羽ばたいていく準備が整いました。
アトリエToecrossでは、当ショップで制作した衣装はもちろんのこと、「他店で購入した衣装のサイズが合わなくなった」「ストーンが落ちてしまった」「破れやほつれを直したい」といった、他社製品の衣装お直し・修理のご相談も喜んで承っております。
夏本番を迎え、8月末の「札幌カップ」に向けた直前のお直しは大変混み合います。 「本番直前に着せてみたらサイズが合わない!」と焦る前に、まずは滑走スケジュールに合わせたお席のキープ(仮押さえ)をご検討ください。
一着一着の個性に合わせ、選手のパフォーマンスを最大限に引き出すお直しをご提案いたします。
現状のお写真を添えて、公式LINEよりお気軽にご相談ください!
「こんなこと相談していいのかな?」という小さな疑問や不安でも、
どうぞお気軽にご連絡ください。
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「夢を叶えるコスチューム:『アラジン』ジャスミン姫の衣装に込めた想い」
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氷上の美学を形にする、世界に一着だけのオーダーメイド衣装。
洗練されたデザインと機能美が、最高のパフォーマンスを演出します。
