今回は不眠に悩んでいる。
寝つきが良くない。
夕方に睡魔が来る人
等々の悩みを持つ人に薦めたい本の紹介をさせていただきます。
「8時間睡眠のうそ。日本人の眠り、8つの新常識」になります。
日本人の5人に1人が睡眠に関する問題を抱えているといわれています。
不眠は鬱などの精神的症状と深い関わりがある問題です。
人生の1/3を睡眠が占めるほどの大切なタスクです。
「寝ないで、気合で仕事を乗り切る。」という美学は一昔前。
睡眠は今や、美容健康の面から見ても、とても無視できないという
見方もあります。
正しい知識をつけてもっと幸せに、おしゃれを楽しむ健康な体を維持していきませんか。
8時間睡眠は嘘?
理想の睡眠が8時間というのは間違いであり、
正しくは年代によって必要な睡眠時間は変わってくると言えます。
- 8時間ぐっすり眠れるのは15歳くらいまでです。
- 働き盛りの30~50代は7時間程度
- 70歳以上の高齢者では6時間未満が適正睡眠時間
このような研究結果になっています。
若い世代は基礎代謝やエネルギー消費が大きいため、
回復するために多くの睡眠時間が必要になります。
逆に高齢の場合は消費エネルギーが少ないため、
短い睡眠時間でも回復できるのです。
つまり、高齢になればなるほど眠る必要性も低下すると言えます。
健康であれば長時間眠る必要が無いのです。
高齢者の方は夜早めに寝たほうがいいと思われがちですが、
若い時より早く寝る必要は無いのです。
かえって早く目覚めすぎてつらくなることがあるそうです。
夜9時に寝たら明け方3時4時に目覚めてしまいますからね(笑)
私事ですが、夜9時くらいに子供と寝て、
まさに明け方4時くらいに目覚めてしまうなど日常茶飯事。
開き直って、読書したり人より早くに仕事を始められる感覚に
満足してました。。。
話が脱線しちゃいましたが、
この早寝早起きが、
不眠症と勘違いしている高齢の方も多いそうです。
全年齢を対象とした平均睡眠時間は7時間半を基準に分布しています。
もちろん個人差はあります。
目安として年代にあった睡眠時間をとるように心がけましょう。
「寝かせない」で不眠を治療する
睡眠についての今までの定説で、注意しなければならないものが2つあります。
①説、睡眠8時間確保しよう ②説、眠らなくても横になっていれば身体は休まるから横になろう
①説のせいで、眠る必要がないのに寝床に長い時間いるのが不眠の悪化につながっている現状があるようです。
日中のパフォーマンスに問題が無く、眠気も感じないようであれば短い睡眠でも大丈夫だと考えることが大切です。
②説は全く逆で、横になることで不眠が悪化してしまうそうです。
眠れなければベッドにいてはダメなのが現代の不眠治療です。
眠くなるまでずっと我慢する・テレビをつけてぼんやりする・眠くなるまで読書する。
これらは不眠の人にとって脳を覚醒させてしまう作業になります。
さらに症状が長引いてしまうと、
ベッドにむかうこと=覚醒すると脳に認識されるようになってしまいます。
通勤電車や会議では眠れるのに家で眠れないのには脳の認識も影響しているようです。
どうしても眠れなければ眠らなくてもいいのです。
必要になったら最低限の睡眠はとれます。
少し楽観的に考える方が改善しやすいのです。
現代の治療法では、
寝ろと言われてもできない方向けに、
時間まで寝るなという治療をしているので、
患者に迷いがなく効果が出やすいとの事です。
子ども・高齢者の睡眠の注意点
まず全ての年代に言えることですが、
多くの人は会社や学校などで朝起きる時間に縛られています。
夜型になればなるほど寝不足になることを念頭に置く必要があります。
小さいお子さんのしつけで添い寝する親御さんは、
お子さんと一緒にそのまま眠ってしまうのがいいそうです。
そのほうが深い睡眠の時間を確保するのと同時に、朝早起きすることができます。
高齢者、特に認知症の方がいる家庭では、デイケアセンターを使用している方も多いと思います。
デイケアセンターで昼寝を取り入れているところは注意が必要です。
昼間寝てしまうことで夜眠れなくなってしまった高齢者が夜間徘徊をするケースがあると言われています。
まとめ
仕事をしなくても生きていける人はいますが、寝なくても生きていける人はいません。
その意味では、人生における睡眠の重要度は仕事よりも高いと言えるでしょう。
仕事が忙しくて寝る時間が少ないという方は、
重要度の点から見ると間違っていると思います。
健康で生きるためには、仕事の量を減らすとか、
その会社から離れることを考えてみるべきではないでしょうか。
違和感を持ったまま仕事を続けても、
心と身体の不一致によりうつや不眠などの症状になり、
結局仕事を辞めることになるかもしれません。
私も経験者の一人なので、
今では無理して続けるのは間違っていると断言できます。
仕事を続けるには健康で生活できることが前提になります。
仕事人生は長距離走に例える人もいるくらいに、
走り続けることが目的です。
なおかつ、若さとか美しさを保つには基本的な生活習慣あってこそだと。
正しい知識を学んでよりよい人生にしていきましょう。
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