アンクルパンツとは、「くるぶし丈パンツ」。
中途半端な丈のパンツ、くるぶし丈が出るパンツは、何故、急速に今皆んな履いてるのか?
これ、結構合理的な理由があるんですよね。
凄いスピードで広がったじゃないですか。暫くたって徐々に短くなったじゃなく、女性のスカートに丈のトレンドみたいな流行の後押しがあったわけでもなく。
裾にたまりを付ける履き方、
これ正直だらしなく見えるんですよ。我々の世代だと、腰パンしてましたよね。あれほどじゃないけど(笑)
アンクル丈のパンツって、どんな靴を履いても裾丈が短いので、当然ですが皺を作らないんですよね。
だから、すっきり細く見えるんですよね。スッキリ細く見せたいんだったら、スキニーをはけば良いと思いますよね。
でもでも、これがそういうことではないんですよね。世の中の4割くらいの人が同意してくれると思うんですけど、スキニーってはけない人いるんですよ。
太ってしまってる人は勿論なんですけど、スポーツをやっていたせいでお尻に筋肉がついてしまってるとか。体型のことではなくて、もともと、細くぴったりしたパンツが苦手な人もいるんですね。
スキニーばかり履いている人からしたら理解しにくいことなのかも知れませんが、ちょっと気恥しかったりもするんですよね。
ピタピタなのが。
そういう人たちが細身のパンツをはくことを諦めなくてはならないか?というと、そういうわけでは無いんです。
裾が細ければ、太いパンツでも細く見えるんですよ。
これは、とても大事な話で、日本人の大半は足が太いんですよ。
欧米人と比べて華奢なのですが、足は太いんです。
残念なことかと思うんですけど、太くて短いんです。欧米人って体格が良い印象ですが、実は足は体格のわりに、細いんですね。だから、スキニーが似合うんです。
でも諦めてはならないんです。アンクル丈のパンツが解決します。
ウエスト、太もも部がゆとりのあるデザインでも裾が細く、足首が出ているので、細くみえる。
足首は足の一番細いところです。その細い部分は足の先端の最も目立つ部分。なので、露出することで全体の印象がそこに引っ張られるんですね。
このアンクル丈のパンツが、カバーしてくれるんですね。
他国に比べてものすごいスピードで浸透していった要因は、ここにあるわけで体系のコンプレックスをカバーしてくれるんです。
足首を出すだけでね。
アンクル丈で、裾にかけて細くなっているパンツ(テーパードパンツと言います)。
同じアンクルパンツでも裾丈で比べてもらえると一目瞭然です。
丈が、裾まである同じものでも印象が違います
全く同じ商品で、裾丈が違うだけのものですが。あわかりでしょうか?
細くスッキリ見えるからなんだ?ですが
ボトムを細くスッキリまとめることで、それとなくまとまった着こなしができるんですね。上着に、大きめなのをもってきても、ジャストなものを持ってきたとしても。
YかIのラインにはまるんですね。それって何かというと、
人間の体のシルエットを美しく見せるラインというのがあって、
「A」「I」「Y」
女性の服で、Aラインが何ん。。。とか聞いたことありません?この話は、服装史にも出てくる題材なんで、また違う機会に解説させていただきますが。
何が言いたいかというと、パンツをスッキリ細くみせることでコーディネイトがらくになるんです。
どのくらいの丈が、程よいのか?
くるぶしの骨にかかるくらいですね。立っている状態でです。
まだ、履いたことがないという方はGUさんとかでも、イージーアンクルパンツなどもあります。かなりコスパきいてます。
ここからは、余談ですが
タキシードの時は、何故サースペンダーなのかご存知です?これにも訳があるんですよ。
サスペンダーで吊ってるほうがシルエットが綺麗に出るからなんです。
ウエストにベルトを巻くことでシルエットが崩れてしまう。そんな理由からなんですね。そして、サスペンダーで吊ることで、側章(脇に縫い付けられているライン)もまっすぐ綺麗に見えて良いとのことです。
裾は決してタブらせないように調整して着るものなんですね。
安易に友人の結婚式で着るときも、最低限の着るマナーを持って着ることで、一目置かれる男性に見られると思いますよ。
庶民には、タキシードなんて着ること人生に何回あることか?ですけどね。