投稿者名:lust

ポンコツ一人社長の日記

静かに伝える、自分らしさの設計

  「もっと自分を出さなきゃ」   「発信しないと、誰にも届かない」 そんな言葉に、少し息苦しさを感じることがあります。   僕は人見知りです。初対面の人と話すとき、頭の中ではいつも“気にしすぎ”な声が響いています。 「今、話しかけたら迷惑かな?」   「このタイミング、変じゃないかな?」 そんなふうに、いつも誰かの気持ちを気にしてしまう。   でも、そんな僕だからこそ気づけたことがあります。   それは、“見せること”だけが伝える手段じゃないということ。 晒さないことは、優しさのかたち 今の時代は、SNSや動画で「自分を見せる」ことが当たり前になっています。   でも、すべての人が“見せたい”わけではない。   むしろ、見せることに抵抗がある人もいる。 僕自身がそうでした。   だからこそ、「晒さないこと」にも価値があると気づいたんです。 それは、ただ隠すこととは違います。   “見せない”ことで守れる安心や、静かに伝わる思いやりがある。   それが、僕が大切にしている「晒さない価値」です。 衣装作りにこめた”配慮設計” 僕が衣装をつくるとき、いつも心にあるのは「その人が安心して着られるか」ということ。 たとえば、目立ちすぎない色味が良いのか?今回は目立ち過ぎるほどのものを求められているのか。 動きやすさや着脱のしやすさ。   そして、着る人の“気持ち”が守られるような設計。 それは、見た目の派手さや流行とは少し違うかもしれません。   でも、着る人が「これなら大丈夫」と思えること。   これなら自分のモチベーションを上げてくれる。など。 それが、僕にとっての“自分らしさ設計”です。 目立たなくてもいい。   晒さなくてもいい。   でも、ちゃんと伝わる。 そんな衣装や空間を、僕はつくりたいと思っています。 人見知りだからこそ、できること 人見知りであることは、弱さではなく“優しさの感受性”だと思っています。   誰かの気持ちに敏感だからこそ、タイミングや空気を読みすぎてしまう。 でも、それは裏を返せば「誰かを傷つけたくない」「安心してほしい」という気持ちの表れ。   だからこそ、衣装や企画にも

ポンコツ一人社長の日記

人見知りはマイナスですか?アラフィフ個人事業主の本音と気づき

僕は、人見知りな性格です。 個人事業主としては「マイナスだよね」と、仕事仲間からよく言われます。たとえば、異業種交流会でのテーブルスピーチ。自社のことを5分でアピールする時間があるんですが、もう、変な汗が止まりません。 目力全開で自分の仕事を熱く語る経営者を見ると、正直うらやましくなります。ああ、ああやって堂々と話せたら、もっと人に知ってもらえて、仲間も増えて、ビジネスも加速するのかもしれないなって。 アラフィフにもなって、そんなことは分かってるんです。でも、「そういう場に自分を放り込めば、いつか慣れるだろう」なんて考えは、甘かった。 フリーでいろんなテーブルを回って話す時間。気づけば、ひとり。話しかけるタイミングも分からず、名刺だけがポケットに残る。そんなこと、何度もありました。 そんな僕を見かねて、経営者であり幼なじみの友人が、こう言ってくれました。「その性格のままだと、事業拡大は難しいぞ。もっと社交的にならないと」って。 もちろん、分かってるんです。でも、ふと思ったんです。 「人見知りって、本当に直さなきゃいけないのかな?」 若い頃は、「人見知りは良くない」と思って、あえて人前に立つバイトを選びました。バーテンダーとか。お酒が作れなくてもいいから、お客さんと話してって言われて。でも、注文を取るだけで精一杯。話せるようになるまで、ずいぶん苦労しました。 それでも、今思うんです。人見知りには、人見知りなりの“強み”があるんじゃないかって。 たとえば—— 人間のつながりって、価値観が近い人同士の方が、自然と深まる気がします。だから僕は、「人見知りを直す」よりも、「人見知りのまま、できることをやる」道を選びたい。 今回はそんなことを、改めて考えてみました。 まとめ:人見知りは、”静かな強み”になる 僕自身、若い頃から人見知りに悩み、挑戦し、今はその特徴を活かす道を模索しています。 もしこの記事を読んで「自分もそうかも」と思った方がいたら、ぜひ一度つながってみませんか? 無料相談、情報発信はこちらから 僕のLINEでは、・人見知りでもできるビジネスの工夫・静かな発信のアイデア・服づくりや広告企画の裏話などを、気軽に発信しています。 共感型のビジネスを目指す方や、静かな価値を大切にしたい方へ。まずはLINE登録から、ゆるくつながってみてください。 👉&n

ポンコツ一人社長の日記, ランニング日記

2025-10-23

朝ラン終了。2日休足からの今日。 4℃だったせいか、いつもの神社コースでご挨拶する人たちは、誰も会わなかった。 この年齢になっても人見知りな性格は中々なおらないが、朝ランのすれ違う人々との挨拶は自らすすんでできるよう心がけてきた。 仕事にもこの心がけは活かせるようにしたいです。   スレッドで繋がりませんか?

フィギュアスケート, 衣装作成

「小さな工房から、CMの世界へ」

夏の陽射しがじりじりと工房の窓を焼いていた。扇風機の風が生地の端を揺らす中、洋はスマホに目を落とす。公式LINEに、ひとつの通知。「友だち追加」の文字が、静かに画面に浮かんでいた。 最近は、伸び悩みの時期だった。小さなコミュニティの中で、試行錯誤を重ねる日々。「どうしたものか…」と、独り言が漏れることも増えていた。 そんなときだった。新しく追加されたその人から、メッセージが届いた。 「CMで使う衣装の相談をしたくて」 心が跳ねた。画面の向こうに、まだ見ぬ物語が広がっている気がした。いつかは全国、世界から衣装制作の相談が来るような会社に――そんな夢を描いては、現実の足元に立ちすくむ日々。若き日に都会へ出ておけばよかった、なんて思うこともあった。 10年前、アパレル業の未来に絶望して、ミシンから離れたこともある。でも、衣装という“服の新たな可能性”に魅せられ、再び針を持った。地元のスタイリストからの依頼。正直、現場経験もない自分で良ければ…という不安もあった。 カフェでの打ち合わせ。生地サンプルを積んで、話すこと1時間。某有名商品のCMに登場する少女の衣装だと知った瞬間、胸が熱くなった。フィギュアスケート衣装の経験が活きる。色へのこだわりも強く、完成した映像を見て「なるほど」と唸った。商品と少女のキャラクター、その色味の関係は、まさに絶妙だった。 制作後すぐに、スタイリストさんへ衣装の写メを送った。裾の切り替えに使ったレース生地が、透け感のある繊細な仕上がりだった。だが返答には「背景合成に不都合が出るかも」との指摘。なるほど、映像の現場には、服だけでは見えない事情がある。急ぎ、白い生地でフリルを作り直した。 現場って、どこにでも工夫がある。知らなければ気づけないことが、たくさんある。その一つひとつが、僕の学びになった。 撮影スタジオにも立ち会わせてもらえた。光と音と動きの中で、自分の作った衣装が生きていた。CM公開と同時にブログにも書いて良いと許可をいただき、感謝の気持ちでいっぱいだった。 タイトなスケジュールの中での制作。でも、朝起きて作業部屋に入り、布に囲まれる日々は、何よりも嬉しかった。 この経験と、この感覚。この感動を、僕は忘れない。  CMはこちらからご覧いただけます:   衣装制作のご相談はLINEからどうぞ:   衣装専門L

ポンコツ一人社長の日記

「物販だけに頼っていたら、自転車操業になっていた」気づきからの転換

これまで、物販を中心に事業を進めてきた。   衣装制作という分野では、商品を作って売るという流れが基本で、そこに集中していた。 でも、気づいたら、いつの間にか、自転車操業になっていた。   売上が立っても、次の仕入れや制作にすぐに費用が消えていく。   利益が残りにくく、常に「次の売上」を追いかける感覚。   これは、精神的にも体力的にも持続可能とは言えない状態だった。 正直、今は苦しい。   でも、一生懸命に考えている今が、どこか心地良い。   まるで趣味のマラソンみたいに、コツコツ積み上げていく感覚。   一歩ずつ前に進んで、いつかフルマラソンを完走したときのような達成感を味わいたい。そんな気持ちで、今を走っている。 そこで最近、「自分の会社にあるリソースで、物販以外にできることはないか?」と模索し始めた。   教育・福祉の現場で培った知見を活かした講座やワークショップ。   衣装制作の工程を活かした“体験型コンテンツ”や“配慮設計のノウハウ”の提供。   ブログやLINEを通じた情報発信も、信頼構築の一部として機能し始めている。 物販は大切だ。   でも、それだけに頼ると、事業は“売ること”に縛られてしまう。   僕は今、「価値を届ける方法は、売るだけじゃない」と思い始めている。 自分の会社にあるリソース——人脈、経験、知識、仕組み——をどう活かすか。   それが、これからの事業の持続性と、社会への貢献につながると信じている。 そして、今のこの“考える時間”も、僕にとっては大切な積み重ね。   苦しいけれど、走っている実感がある。   この道の先に、達成感というゴールがあると信じて、今日も一歩を踏み出す。 まとめ:苦しさの中で仕組みと積み上げの価値に気づく このブログを読んで「もっと話してみたい」「相談してみたい」と思ってくれた方へ。   僕の会社では、衣装制作を軸に、教育・福祉・広告などの現場に寄り添った取り組みをしています。   また、アラフィフ世代のライフスタイルや、マラソンを軸にしたファッション提案も始めています。   ご興味に合わせて、以下のLINEからお気軽にご連絡くだ

ポンコツ一人社長の日記

潜在意識にある“まだ起きていない不安”と向き合う

最近、自分の中にある“まだ起きてもいないことへの不安”に気づくことが増えた。   仕事がなくなったらどうしよう。収入が途絶えたら、家族はどうなる?   そんな不安が、潜在意識の奥に根を張っている気がする。 心理学的には、潜在意識とは「自分でも気づいていない思考や感情の領域」だと言われている。   行動の90%以上が潜在意識に影響されているという説もある。   つまり、僕が“怯えている”のは、現実ではなく、潜在意識が描く“最悪のシナリオ”なのかもしれない 。 不安は誰にでもある。   でも、僕の場合は「自分の行動にまだ自信が持てていない」ことが、その不安を強くしている気がする。   今も欲しいと思っているのは仕事。   自分には何ができるか?を探している。   でも、誰かが導いてくれる日を待っていても、そんな日は来ない。 目先の仕事は大事だ。日銭は必要だ。   でも、経営者として、個人事業主として大成したいなら、   これから先のビジョンをしっかり言語化して、潜在意識を書き換えていく必要がある。   というか、やらなきゃいけない。 前回も書いたけど、   「自分だけのため」に考えているうちは、視野が狭くなる。   「社会のため」「誰かのため」「未来のため」といった広くて長いビジョンを持つことで、   毎朝起きたときの“今日どうなる?”という不安が、少しずつ薄れていくのかもしれない。 潜在意識は、曖昧なままでは動かない。   明確な意図と、日々の小さな行動で、少しずつ塗り替えていくしかない 。 僕は今、その途中にいる。   不安を抱えながらも、這い上がっていくために、   今日もブログを書く。   誰かの助けになればと思って。 まとめ:不安と潜在意識を塗り替えるために このブログを読んで「もっと話してみたい」「相談してみたい」と思ってくれた方へ。   僕の会社では、衣装制作を軸に、教育・福祉・広告などの現場に寄り添った取り組みをしています。   また、アラフィフ世代のライフスタイルや、マラソンを軸にしたファッション提案も始めています。   ご興味に合わ

ポンコツ一人社長の日記

ビジネスは“仕組み”だった。気づいたからこそ見えたこと

最近、改めて「ビジネスって仕組みなんだな」と思うようになった。   僕はこれまで、教育・福祉・衣装制作の現場を軸に、感覚と人とのつながりを大切にして事業を進めてきた。   現場の声を聞き、配慮設計を考え、必要な人に必要なものを届ける——その積み重ねでここまでやってきた。 でも、ふと気づいた。   「このままじゃ、僕が動かないと回らない」   それは、持続可能な状態とは言えない。 正直に言えば、これまで僕は「自分の技術があれば、いつか誰かに見つけられるだろう」   そんな甘い考えをどこかで持っていた。   SNSにもそれなりに投稿していたし、現場では誠実に対応してきた。   でも、「人のニーズはどう生まれるのか?」を深く考えず、“待ちの姿勢”でいた部分があったのは否めない。 一人社長という立場もあって、従業員がいないことをいいことに、   その場その場でなんとかやれている感覚に甘えていた。   必死さに欠けていたのは、今の状況を見れば明らかだ。 そんな中で、LINE登録から相談→受注までの導線を整えたことが転機になった。   紹介で来てくれたフィギュアスケートのお客様も、LINEを通じてスムーズにやりとりできた。   この流れが“仕組み”として機能していることで、僕がいなくてもある程度の対応が可能になる。   それは、僕自身の時間を守るだけじゃなく、スタッフや協力者が安心して動ける“器”にもなる。 Excelで原価管理のテンプレートを作ったのもそう。   現場での混乱を減らし、誰が見てもわかる形にすることで、品質と効率の両立ができるようになった。   これもまた、仕組みの力だ。 仕組みがあることで、僕の“配慮設計”や“見えない価値”も、再現性を持って伝えられるようになる。   それは、事業を広げるための土台であり、誰かに任せるための信頼でもある。 そして今、強く思う。   会社を作った以上、社会に貢献する仕組みを維持する責任がある。   雇用を生むことさえも、立派な社会貢献だ。   ずっと一人で、好きなように仕事を受けて、   そのまま上昇していこうなんていう考えは、もう捨てる。

ポンコツ一人社長の日記

効率化の時代こそ、人の力にサステナの視点を

昨日、ふと「人の労働力にもサステナの思考が必要な時代に入ったな」と感じました。   AIや自動化が進み、効率化が叫ばれる今だからこそ、改めて“人が働く意味”を見直す必要があると思ったのです。 僕が社会人として働き始めた30年前は、時間=労働力という考え方が当たり前でした。   でも今は、時間の使い方も、仕事の進め方も、まったく違う。   AIが事務作業をこなし、効率化が進む一方で、人間にしかできない仕事 たとえば、現場での配慮や、感情の機微を汲み取る対応の価値が、むしろ際立ってきているように感じます。 時給ベースで見れば、労働力の価値は2倍近く上がっている。   でもそれは単なる金額の話ではなく、「経験」「信頼」「創造性」といった“見えない価値”が評価され始めている証拠かもしれません。 最近では、副業や二足の草鞋という働き方も増えてきました。   これは「収入を増やすため」だけではなく、「自分らしく働き続けるため」の選択でもあると思います。   1つの仕事に依存せず、複数の役割を持つことで、精神的にも経済的にも持続可能な働き方ができる。   まさに、サステナブルな働き方の現れです。 効率化やベーシックインカムのような“聞こえのいい未来”が語られる一方で、   現場では人手不足やケアの質の低下といった課題も起きています。   だからこそ、「人がどう働き続けられるか?」という視点が、これからの社会には不可欠だと思うのです。 僕自身も、衣装制作×教育・福祉×広告という複数の軸で事業を展開しています。   それは、単なる収入の分散ではなく、「自分の価値を活かし続けるための設計」でもあります。 これからも、効率化の波に飲まれるのではなく、   人の力をどう活かすか?どう守るか?を考え続けていきたいと思います。 最後に このブログを読んで「もっと話してみたい」「相談してみたい」と思ってくれた方へ。   僕の会社では、衣装制作を軸に、教育・福祉・広告などの現場に寄り添った取り組みをしています。   また、アラフィフ世代のライフスタイルや、マラソンを軸にしたファッション提案も始めています。   ご興味に合わせて、以下のLINEからお気軽にご連

ポンコツ一人社長の日記, 衣装作成

失敗だったけど、やっぱり必要だと思う

保育園向け衣装レンタルの話 数年前、保育園や幼稚園の発表会に向けた衣装レンタル事業を立ち上げたことがあります。   でも、正直に言うと——うまくいきませんでした。   なかず飛ばず。反応も薄く、問い合わせもほとんどなくて、静かにフェードアウトした企画でした。 当時は「便利だと思うんだけどな」「現場の先生たちの負担を減らせるはず」と思っていたけれど、今振り返ると、タイミングも導線も足りなかった。   現場の忙しさに寄り添いきれていなかったのかもしれません。 でも、今になって思うのです。   あのときの失敗は、価値の“種”だったんじゃないかと https://note.com/embed/notes/ne2fd13745ef1 サステナブルって、資源だけじゃない 最近は「サステナブル」という言葉が、衣食住のあらゆる場面で聞かれるようになりました。   でも僕は、資源の話だけじゃなくて「人の労働力」もサステナブルに考える時代だと思っています。 保育の現場は、今もマンパワーに支えられています。   先生たちは日々、子どもたちの安全と成長を守りながら、行事の準備や保護者対応にも奔走しています。   発表会の衣装づくりは、その中でも特に時間と体力を奪う作業。   しかも、布を扱うことに慣れていない先生が多い中で、残業時間に縫製作業をこなすのは本当に大変です。 だからこそ、衣装レンタルという選択肢は「人を守る仕組み」でもあると思うのです。 衣装レンタルの再提案 過去に納品した衣装を活用し、札幌市内・近郊の保育施設に向けて、発表会シーズン限定で衣装レンタルを再開します。 •  本格的な布製衣装(舞台映え・サイズ調整済) •  先生方の衣装準備負担を軽減 •  子どもたちの“なりきる力”を引き出す衣装体験 •  保護者の「見守る喜び」を支える舞台づくり 札幌市内・近郊の施設を中心に、直接配送・回収にも対応します。   遠方の施設については、送料の設定が必要になりますが、できる限りご相談に乗れるようにしています。 ご相談はLINEまたはブログから 衣装一覧やレンタル時期などの詳細は、LINEでの無料相談にてご案内しています。   「今年の発表会、

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