アトリエ「Toecross」の原点|初めてのフィギュアスケート衣装オーダー
今でこそ、多くの競技者やジュニア選手から「フィギュアスケート衣装制作」のご相談をいただくようになりましたが、当アトリエにとってもすべては「初めての一着」から始まりました。
これは2019年の制作です。
当時まだ年長クラスだった男の子が、初めて大会に参加するための衣装のご依頼でした。
使用するプログラム曲は、スティーヴィー・ワンダーの名曲『Sir Duke(愛するデューク)』。
当時の私は、フィギュアスケートの衣装を作るのはこれが初めて。
普段手がけている日常の洋服作りとは何が違うのか、型紙(パターン)の構造や素材の伸縮性など、一つひとつ手探りで確認していく日々が始まりました。
しかしながら、ご依頼いただいたイメージを聞き、なぜかですが、当時この子のコーチと生地屋さんで待ち合わせをすることになりました。
そして、この楽曲は、若かりし日にクラブ通いでよく聞いた名曲でもありなんかノリノリで取り組んでいったと思う。
クラシックバレエとかで聴く楽曲ではなく自分でもよく聴く楽曲でフィギュアスケートってこんな楽曲も使うんだなって。
普段の洋服作りとの決定的な違い。練習場で知った「衣装のロジック」
「机の上で考えていても、良いものは作れない」
そう感じた私は、実際にその男の子の練習を見にスケートリンクへと足を運びました。
冷たい空気の中、小さな身体で必死に氷の上を滑り、ジャンプし、表現しようとする彼の姿を見たとき、胸に熱いものが込み上げたのを今でも鮮やかに覚えています。
そして同時に、フィギュアスケート衣装に求められる「絶対的なロジック」を確信しました。
- 日常着とは比較にならないほど激しい、ストレッチ性のある生地は不可欠
- スピードに乗った風をはらんだとき、どう生地が動くか
- 『Sir Duke』の軽快なリズムと、年長さんらしい愛らしさ・凛々しさを引き立てるアート性。
この子の初舞台を、衣服のストレスで絶対に邪魔したくない。
それどころか、この衣装を纏うことで、彼のポテンシャルを100%以上引き出してみせる。
気がつけば私は、フィギュアスケート衣装が持つ「美しさと機能性の融合」に、深く引き込まれていました。
当時の試行錯誤であり、私の原点となった衣装がこちらの作品です。



初めてフィギュアスケートの衣装をオーダーする親御さんへ
お子様が初めて大会に出ることになったとき、あるいは次のステップへ進むとき、多くの親御さんが「衣装はどうすればいいの?」と強い不安(困りごと)を抱えます。
- 「曲のイメージ(Sir Dukeのような洋楽やクラシックなど)をどうデザインに落とし込めばいい?」
- 「既製品の衣装だと、サイズが合わなくてジャンプのときに動きにくそう……」
- 「初めてのオーダーだから、スケジュールや進め方が全く分からない」
ご安心ください。
「Toecross」では、当時の私がリンクへ足を運んでロジックを叩き込んだように、単に見栄えが良いだけの衣装は作りません。
曲を深く聴き込み、お子様の滑りを計算し、アート思考×ロジック思考のオーダーメイド(ビスポーク)でお応えします。
【札幌から全国へ】フィギュアスケート衣装制作の流れとご相談
あの2019年のファーストコレクションから年月を経て、私たちの技術と美学はさらに進化を遂げています。
しかし、「選手に寄り添い、その魅力を衣服で最大化する」という情熱は、あの頃から1ミリも変わっていません。
ジュニアからシニアまで、一人ひとりのプログラムに命を吹き込むフィギュアスケート衣装制作のこだわりや、具体的なオーダーの流れ、遠方からの採寸方法などについては、こちらの特設ページで詳しくご紹介しています。
Bespoke Figure Skating
Costumes
氷上の美学を形にする、世界に一着だけのオーダーメイド衣装。
洗練されたデザインと機能美が、最高のパフォーマンスを演出します。
シーズンが本格化すると、制作ラインが大変混み合います。
大切なお子様の晴れ舞台を、最高の一着で支えるために。まずは「こんな曲なんだけど、どんな衣装ができる?」という小さなお悩みから、公式LINEでお気軽にご相談ください。
「こんなこと相談していいのかな?」という小さな疑問や不安でも、
どうぞお気軽にご連絡ください。
また、札幌近郊でアトリエに直接来店希望も承ります。以下より予約を入れていただけると対応させていただきます。
