洋服お直しに“こだわる人”はいるのか?

hands inserting the thread in the needle

最近、お直しの広告を出してみました。


「ニーズは一定数あるだろう」「広告を出せばすぐにお問い合わせが来るだろう」——そんなふうに簡単に考えていたのです。

でも、もっと重要なことに気づきました。


そもそも、お直ししてまで1着の服にこだわる人っているのか?

広く刺さるサービスなのか?

パンツの裾上げなど、誰でも必要になるお直しはあります。


でも、それなら大手チェーンや量販店でも十分に対応できる。


わざわざ個人店にお願いする理由はあるのか。


そう考えると「特徴を示せないサービス」になってしまう気もします。

出張できることが強みになる

そこで僕が打ち出したのが「出張できます」という特徴。

エリアは限定されるんですが。

札幌市、中央区、豊平区、清田区とかです。


持ち込みが面倒な人、時間がない人にとっては大きなメリット。


個人店だからこそできる柔軟な対応で、差別化につながるのではないかと思っています。

コアなニーズに応えるお直しへ

さらに考えたのは、服好きのコアなニーズに応えること。
例えば——

  • 古着を買ったけど、あと少し裾幅を詰めたい
  • シルエットを変えたらもっと良くなる
  • 既製品では満足できない部分を直したい

そんな“痒いところに手が届く”お直しなら、1着にこだわる人にとって価値がある。


つまり「お直ししてまで服にこだわる人」は確かに存在するし、

その人たちに向けて強くアプローチすることが大事なのかもしれません。

仮説とやり直しの繰り返し

僕は勝手に仮説を立てて、実際にニーズがあるのか試してみる。


なければまたアプローチの仕方を変えてやり直す。


その繰り返しこそが経営者の仕事であり、持っているリソースをうまく機能させるのも手腕だと思うのです。

現代はWEBサービスのおかげで、自分の仕事をアピールしやすい時代。


でも反対に、誰でも自由に発信できるから似たような情報が溢れている。


ありすぎて「結局どれでも良いのか?」と思う瞬間もあります。

だからこそ、僕自身の強みをどう見せるかが大切になる。

サイネージも活用する

幸い、地下鉄駅近くのサイネージ運営を任せてもらっています。


これも自分のリソースのひとつ。


WEBだけでなくリアルの場でも、うまく活用していくべきだと思っています。

さて、このサイネージに、

僕が出した広告。

これを見ていて今回のブログを書くきっかけになりました。

この広告じゃ、僕の会社じゃなければ選ぶ要素が足りなすぎるかなって。

広告の見せ方も改善できる

広告もただのミシン画像ではなく、ビフォーアフターを見せる。


「直す前」と「直した後」の違いを視覚的に伝えることで、サービスの価値が一目で分かる。

書きながら、改善点が次々と浮かんできます。


やっぱり、考え続けることが経営者の仕事なんだと思います。

まとめ

お直しは「誰でもできるサービス」に見えるかもしれない。


でも、出張対応やリメイク・リペアに特化することで、個人店だからこそ生き残れる道がある。

そして何より、お直ししてまで服にこだわる人は確かにいる。


その人たちに向けて、僕はスクラップアンドビルドの精神でサービスを磨いていきたいと思います。

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衣装制作を軸にしながら、お直しや広告運営も手がけています。
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