ジーンズの裾に宿る“アタリ”――それは、服の履歴書とも言える。
この使用感のある裾。

しかし、裾上げの際にこの味わい深いディテールが消えてしまうのは、まるで熟成されたワインの香りを失うようなもの。
そこで、僕は「デニム裾再現仕上げ」という技術で、あなたのジーンズに再び命を吹き込む。
Table of Contents
アタリの美学とは?
“アタリ”とは、デニムの裾や太ももに現れる色落ちやシワのこと。
これは、履き込むことで生まれる唯一無二の風合いであり、服の生き様を映し出す。
しかし、既製品のジーンズは裾が長めに作られており、裾上げが必要になることが多い。
この際、通常の裾上げではアタリが消えてしまい、ジーンズの魅力が半減してしまうのだ。
普通にカットし、三つ折りしステッチをかけるとこのような、表情のない仕上がりになる。

デニム裾再現仕上げとは?
この技術は、元の裾を切り取り、希望の長さにカットしたジーンズ本体に再度縫い付ける方法。
これにより、アタリをそのまま残しつつ、理想の丈に仕上げることが可能となる。
裏側に若干の段差が生じるが、着用感には影響はない。

これは、裏側の縫製仕様になる

価格と価値
この技術の料金は2,690円(税込2,959円)。
通常の裾上げよりも高価ではあるが、ジーンズの個性を保ちたい方には、その価値は十分にある。
ユニクロからリーバイス、ヌーディージーンズまで、幅広いブランドに対応している。
作業工程の動画見てみませんか。
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【2026年・現在の視点から追記】「神は細部に宿る」からこそ、1ミリの妥協もしない
この記事を書いてから、札幌市内はもちろん、遠方からも「どうしてもお気に入りのデニムの風合いを残したい」と、大切なジーンズを郵送で託してくださるお客様が増えました。
大量生産の既製品であっても、あなたが穿き込み、共に時間を過ごしたジーンズは、もう立派な「世界に一着の一点物」です。それをただの作業としてザクザクと切り落とし、表情のない三つ折りにしてしまうのは、職人としてどうしても耐えられないのです。
私たちがアトリエ「Lust」で手がけているウェアラブルアートや高機能なコスチューム制作も、すべてはこの「1ミリのディテールへの偏愛」の積み重ねでできています。
裾のわずかな「うねり」や「アタリ」に宿る色気。それを見逃さない大人の感性こそが、本当の豊かさ(Lust for beautiful life)ではないでしょうか。
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