パワーネットにフリル加工を施した衣装

フィギュアスケート衣装を作り始めて気がついたことがある。

一枚の衣装=一枚の絵

これに気づいたらなんか気持ちが解放されてきた気がした。

今回mいただいたオーダーは色から作る作業だった。

木綿の染色は以前に何度もやったことはある。

でも今回はパワーネットだ。ナイロンやプリエステル、ポリウレタンの繊維でできている

ゴムのように伸縮するものだ。

そんな簡単に染色はできないかも?

もしかして、うちのスタジオでやるには施設的に無理か?とか考えたりもした。

そう考えるようになる時点で負けである(笑)

「やれることはやる

万策尽くしてこそ、他のどこの誰にも作らない仕事ができるのだからね。

今の時代は一人で創作を進めるには非常に安易になりつつあると、今回は思った。

インターネットにアクセスしたらいろんな染色をした話が検索に引っかかってくる。

”パワーネット 染色 ”

これでは検索に引っかからない。

“ポリエステル 染色”

これで染料を決めて、準備を整のえて。

染料はこれを注文した。

手芸屋さんで購入可能だろうけど、店頭に直接行って在庫がないとなるのは嫌なんで

Amazonで買えたのでAmazonで注文した。

赤と黒を1パックずつ。

これは「浸染」とういう方法でやるための粉状の染料を湯に溶かして使うもの。

これだけで、全ての色の表現にするには心細い。

だから、布にスプレーする絵の具みたいなものを補足で使えるように買い足した。

赤系〜黒へのグラデーションをイメージしてる。

まずは染めをやったことがある人は見覚えのあるこんな光景

湯を沸かし、染料を溶かし込み

ぶっ込みます

雪の上に布を敷くだけで、冬の北海道は天然の養生ができるのがまた乙です。

寒いから早く決着をつけねばなりませんけど。

染料の匂いはありますけど、一晩干せば乾き匂いも消えます。

グラデーションの黒も加えてストーンを加えて

なかなか雰囲気が出てくる出てくる。

ミシンはオーバーロック2本針で組み立てます。

前身頃は全面的にフリルとグラデーションで

後身頃は、背中は素肌をのぞかせるラインは、

パワーネット一枚仕立てになっています。

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