率直に自分の仕事のやり方とか、生活の習慣とか俯瞰でみてこの本に書かれていることに納得されるし、反省して改善しようと思わせてくれます。「できる人はみんなやっている。」というんだから、知りたい。
できないなら、できる人を真似る。これが一番の近道ですよね。
「時は、金なり」と聞きますが。
私が、会社員のころにお付き合いのあった年齢が少しだけ上の経営者の方が一緒にお酒を飲みに行ったときに、「時は金なりじゃないよ。時は命だよ。」と。
おっしゃってくれたことがありました。昨日見た映画「IN TIME」は、ちょっと大げさですけれど。
気になる方は、添付させていただきます。
映画 「IN TIME」面白かったよ
大げさだけれど、言わんとしていることはお金に勝る貴重なものはこの世ではTIME(時間)。
近い未来に通貨の価値がなくなることがあっても時間の価値はなくなることはないですよね。
そこのところの理解が深ければ、読んで損はない本ですよ。
Table of Contents
最小の時間で成果を最大にする
Essence=本質的要素、真髄
無駄な仕事は捨てて、本質的なことに取り組もう。
ということで、できる人はみんなやってます。と。
なので、私に振り返ってみるとまだまだ無駄はあるよ。。。です。
なので、しっかり読みこんで自分の血肉にしちゃおうと。
- 成功者のパラドックス
- 選ぶ力を手放すな
- Noと伝えろ
- よく寝ろ
- 正しい習慣を持て
①成功者のパラドックス
優秀な人はなりがちだそうです。
これ、行き過ぎると過労で鬱にまで発展しちゃうそうなんですよね。
まず、第一段階で成功する人は目標を定め成功に向けてまっすぐに取り組みます。そして、成果を出します。
第二段階、成功した結果「頼れる人」になります。みんなに、「あの人はすごいなぁ~。」と、そして仕事を頼まれるようになります。
第三段階、予想できると思いますが色んな仕事を抱えるようになります。やることが、たくさんになるんですね。で、優秀なんでなんとかやりきってしまうんですね。ですが、一つのことに集中してやるわけでは無いので、中途半端な仕上がりなんですね。「こんなのでよいのかなぁ?」と思うようになってしまうんですね。結果
第四段階、本当にやるべきことができなくなってしまうんですね。
心当たりある人いませんか?私事ですが、会社員のころありましたよ。
断れないんですよね。会社内で自我を出せないというか断るべき、正当な理由も通らないんで。チームワーク乱さないで的な。。。
で、この本にも書いてますけど方向性を見失ってしまうんですよね。
サラリーマンあるあるですよ。
でも、自営業でもあるあるです。フリーランスになったからといえあるんですよね。
フリーランスになってそこそこ仕事をやっていると、なんでも良いんですけど会社単位で依頼しにくい案件とかを短期でやってほしいとかあるじゃないですか。
仕事も少ない駆け出しのころとか、とりあえず受けてやってしまうんですよね。すると、そういう仕事の依頼ばかり受けちゃう。だって、そういう案件って特にプレゼンとか営業とかしなくてもわりと、情報を出せばお問い合わせくるものですから。
私の業界であれば、洋服直しとかですね。ほかにも、器用さで片手間でできるデザインの仕事とかね。贅沢は言ってられないので淡々とこなす訳。
でもそもそも。それをやるためにフリーランスになったわけじゃないですから。
で、仕事も集まって忙しすぎて挑戦ができなくなるんですね。挑戦に必要な勉強をする時間が無くなるんですね。
最終的に、仕事のレベルも上がることはないのでオワコン化しちゃいますよね。
成功したから、失敗するとも言います。
このパラドックスから抜け出す方法がエッセンシャル思考がかなり有効な知恵になってくのではないでしょうか。
②選ぶ力を手放してはいけない
僕らは、もともと選ぶ力を持っていますが、大人になると選ぶことを放棄します。
例えば、嫌な上司、嫌な仕事をふられる時あるじゃないですか。「こんな、仕事無駄じゃない?」みたな。
でも、多くの人は断れませんよね。なぜなら、
「我慢するのが、社会人」だから。と思い込んでいるものです。
僕は会社員のころ何度か「できません。」といったことありますね。ですが、怒られて最終的にはやらなきゃならなかったんですけどね。。
ですがね、悪いことではないんですよ。
選ぶことを忘れた人は、無力感に囚われるとこの本にも書かれてます。
「他人の選択を黙々と実行するだけになっていく」と。
これを、非エッセンシャル思考の生き方であるとね。
エッセンシャル思考の生き方とは、
何が重要かを選び取る。
すべてをやろうとしない。
ときには、大胆に切り捨てる。
取捨選択をしっかりできている。そいうことがエッセンシャル思考の生き方ができているとうことなんですね。
この本では、パレードの法則というのも紹介されています。
80:20の法則。→成果の8割は2割の努力に起因する。
イメージとして100億の売り上げの会社があったとして、その売り上げは、2割の商品で成り立っているという話です。
言い方を変えれば、「ごく一部を努力すれば成果は最大化する。」
とこの本に書かれてます。「ほとんど、あらゆるものは徹底的に無価値だ。」とも書かれてました。
結構納得できることだと思いませんか?少し、我に返って考えてみると。
一日のやったこと書きだしてみたら、成果につながることって殆ど僅かじゃないですかね?朝起きて、寝るまで何にどれだけ時間をかけてやった結果を俯瞰で考えてみるとね。
「努力量と成果は比例しない。」
努力することが悪いというわけでは無いんです。重要なことに努力を注ぐことが重要なんですね。
それを努力することで成果が跳ねるということに気づくことなんですね。
結構これを選び出せない人が多いんですね。それで、何を選びますか?ということ。すべてはやらない。やるべきことを選び出すんですね。
③NOと伝えること
どういうときに伝えるべなのというと、こう書いています。
「絶対にイエスと言えないなら、それはNOだ。」
「90点以上のことだけを選ぶ」
この本では、90点ルールと書いてました。例えばの例で、
自分の会社で誰かを採用する場合が、あったとして、
この人は絶対に欲しいと言えない場合はお断りするべきだと。
そう考えると、絶対にイエスかどうかの視点で考えるとですが、
日々の殆どのことは90点以下ではないですかね。
どう判断するべきか?その90点以上かの境目の見極め方ですが、こう書いてました。
「イラっとする感情にヒントがあるかも。」
例えば会社の上司に何か指示をされるとしますよね。
イラっとしたとしたら。
それは、きっとそうですよね。何点ですかね?
10点?5点?(笑)
とりあえず、90点じゃないですよね。
会社とかで急によくわからないですが、急な会議とかで招集されたりするじゃないですか。
イラっ。。。。。
そこの境界線を意識してみては。と。
逆にやってみたら、挑戦してみたらの境界線は、ワクワクするかしないか?でしょうかね。
そういう思考で生きる生き方が、エッセンシャル思考な生き方だと書かれてますね。
だがしかしですよね。
断るなんてね。。。。
本音ではそう思えてもですがね。
世の中は、様々なお誘いがあるんでよね。よくわからないものから、知り合いのよしみで。。。とかね。
でもこれ、勇気を出して断るしかないかもしれませんよ。
すべての誘いにイエスをすることはできないですからね。
NOと言うことで、おかしくなるくらいなのであれば、それはその程度の人間関係でしかないのですよね。
お互い様ですけど、大切なものを大切にしてくれる人と関わろうということですね。
相手が、こうでこう理由でと相手の大切にしていることが理由で断りを入れてくるのであれば、それはそれでお互い様ですからね。
「優れた人は、断られても怒りません。」
もし、怒る相手なのであればその程度の相手なんですね。
なぜなら、お互い様。相手も自分も断るものですから。
④よく寝る
「睡眠不足は、酔っ払いと同等の脳の活動レベル」と書かれてます。
なぜかですけど、睡眠を削って働くことは評価されますよね。
おかしいですよね。
脳は酔っ払いレベルで働いているのに、頑張っているね。ですから。僕の以前勤めていた会社もこれでしたね。僕は、寝ないのは無理なんで、強制終了で帰宅したりしてましたけど、
繁忙期には、会社のソファーで一泊している輩もいましたよ。彼は、頑張ってるね。と社内では言われてましたけど、僕含め数人は「バカじゃないの」(笑)でしたけど。。。
ちなみに、アマゾンのジェフ・ペゾスさんは、8時間寝るそうです。
この本では、「睡眠は成功者のステータスシンボル」と書かれてます。
なかなか刺激的なことばですね。
「優秀な人ほどよく寝ている。」
「無能な人々は睡眠不足に陥ってる。」
とても残酷な話ですけど、なぜかというと、
重要なことを取捨選択できていないから。
選択できている人は、睡眠時間を確保できているということ。
しつこいようですが、成果をもたらす重要な仕事はごくわずか。
余計なことは、ガンガン減らせれば余裕が生まれる。そして、
しっかり休養して重要なことだけに取り組む。
そうすることで、さらに成果があがってきて余裕が生まれるんですね。これが、エッセンシャル思考。
英気を養って、良い仕事にコミットする。
⑤正しい習慣をもて
エッセンシャル思考の人々は、コツコツ努力すると書かれていました。
努力しています?
してないことはないとは思いますが、ここまでこの本を見てきて重要なことに集中的に努力できてるか?今一度自分と向き合ってみるのが良いかと思いますよ。
努力することでどうなるって。
「成功は一夜にして実現しないから。」
コツコツ努力していると、なにかのきっかけでドカーンと化けることがあると書いてました。
エッセンシャル思考の人は、締め切り間際に慌てるようなことは絶対にしない。と。
早いうちに、小さい努力を始める。
努力を始めるにはどうすれば良いかというと、
「習慣の力をつかう」と書いてました。
習慣とはどういう仕組みなのかというと、
「繰り返し実行することで脳が慣れる」ことと表現されてます。
最初は辛くても、いつか慣れて当たり前になる。経験ないですかね?
スポーツでも音楽でも。
練習を重ねれば、どんどん楽になる。と表現されてました。
わかりますよね。脳が慣れていくんですよね。
エッセンシャル思考の人々は、これを知っているんですね。
日々コツコツ淡々とやることの効果を。
習慣化できると、余裕が生まれるんですね。余裕が生まれるとまた新しいことに挑戦もでき、どんどん自分のスキルも増えていくことになるんですね。
まとめ
今の、仕事にわくわくしていますか?
しているのなら、エッセンシャル思考の人なんですよ。
私に関しては未だいまいちです。正直。
エッセンシャル思考の生き方って今後まだ続く仕事人生でとても重要な思考だと思いませんか?
ワクワク仕事したいですよね。
もう少し深くこの本の内容を自分の思考に取り入れてみたければ読んでみてください。