そろそろ秋冬のアイテムは何を選ぼうか気になりはじめてるのではないでしょうか?
今季、何を着れば良いのか?
どんなものがトレンドなのか?
気になりますよね。僕なりのリサーチしたことを書いてきますね。
ちょっと長文ですが、気になるかたはお付き合いください。
まず、核は2つあります。
ドレスライクなトレンド
装飾性のトレンド
この2つです。
ここ数年はストリートライクなトレンドの流れできていたのですが、トレンドの意識のある方は気づいているとは思うのですが、
単純にいうとシルエットは大きめサイズのダルっとしたものに寄っていませんでしたか。
いわゆるビッグシルエットです。
ですが、2020AWからは、ガラッと変化してくと思います。
ドレスライクなトレンド
まずは、これについて解説です。
先ほども書きましたけど、ここ数年はストリートライクなトレンド主流。
例えるとスケーターファッションとかですね。
シュプリーム復活したり、AIRMAX,AIRFORCEなどのNIKEノスニーカーに注目が集まったり、
ラグジュアリーブランドでもスニーカーを出していたり。
グラフィックのボックスロゴのTシャツですとか様々なものがトレンドとしてあがってきたんですけど、
これらの多くはストリートカルチャーからきているものであったと思います。
じっさいに、ルイヴィトンとシュプリームがコラボしたのはご存知だと思いますが、
これって本来であればラグジュアリーブランドとアンダーグラウンドのスケーターブランドのコラボってあり得ないものだったんです。
でもなんでそうなっていったのかというと、
ルイヴィトンとかは、伝統と格式のあるブランド。
彼らは、150年間同じバッグを売り続けていたりするのですが、
値段も変えずセールもしなかったりと、
ルイヴィトンは数あるハイブランドの中でも、自身のブランドにゆるぎない核を持っているというか、
自身を持っている人たちであると思うんです。
ですが、彼らはブランドの持つ伝統や格式を我々消費者に対して押し付けている問うわけでは無いんです。
そう見える人もいないとも言い切れないですが。
もし、そういう考えで
「うちのブランドはこうである。」
「伝統と格式のある素晴らしいものだから、あなたたち買いなさいよ。」
という感じの。上から目線の提案であったとしたら、
当たり前なんですけど、
感度の高い富裕層は付いていかないんです。
まず、僕らの想像する富裕層とは、例えば六本木の成金みたいな人達であったとします。
彼らは、たまたまお金持ちになれたという感じで皆がそうであると言い切れないとして、
ルイヴィトンというブランドを買うことで、このネームバリューを手に入れて、見栄をはっているというのですかね。
ですが、ヨーロッパの階級社会でルイヴィトンが顧客にしている人たちって、
先祖代々続いている貴族の家系とかを、彼らはメインの顧客にしているわけですね。
そういった人達に、ルイヴィトンって名前がついているから売れるって商売が成り立つと思いますか?
ヨーロッパのお金持ちって、成金ではないんですよね。
完全に貴族階級なんですよ。
良いものは、ものすごくわかっている人たちなんです。
今、何を着ればかっこいいのか何が一番イケてるのか、
ものすごく繊細に敏感に物事を見ている人たちなんです。
そういう人たちにルイヴィトンっていうマークをそのまま押し付けて売れるのか?
って、言われたら、そんなことはないんです。
歴史を見れば明らか、
グッチだってそういう売り方をして、売り上げをガクッと落とした時期もありました。
ルイヴィトンだって、売り上げが下がったことありました。
それを、ハイブランドでは、
デザイナーを変えたり、トレンドを取り入れたりして、また盛り返して。
そのようなことをやるわけなんですが、
ルイヴィトンとかって実際何をやってるのかっていうと、
当然、次くるもの今一番かっこいいものというのを敏感に察知してそれを自分たちのブランドに入れ込んで提案するっていうのが、
彼らハイブランドの仕事なわけです。
そこで、ルイヴィトンがここ数年で一番インパクトが大きかったプロダクトってのは何か?というと、
シュプリームとのコラボレーションなわけです。
「シュプリーム」というハイブランドからは凡そかけ離れているスケーターのブランドですね。
アンダーグラウンドのスケーターのブランドです。
ま、今はラグジュアリーブランドになりつつありますけど。
アンダーグラウンドのスケーターカルチャーとラグジュアリーなブランドがコラボするって決断をルイヴィトンがするくらい、
ストリートの流れがここ数年ものすごく強かったわけなんですね。
では、このストリートの流れのビックシルエットのパーカーを着て、ボックスロゴのプリントTシャツ着て、
ナイキのスニーカー履いてってトレンドがどのように変わってくのかというと。
ルイヴィトンとシュプリームがコラボしたのは、もう数年前の話なのでかなり時間がたっているんですね。
何年かたって少しずつトレンドって変わっていくんですけれど、
トレンドって、そもそもどんな風に変わるかっていうと、
基本的には、「反動」で変わります。
「ファッションはアンチファッションで変わる。」
つまり、反対派。
真逆。
の要素で変わる。
ストリートがトレンドの主流になれば当然次はドレスがトレンドになる。
例えば、Tシャツなんかの例で表現しますけれど、
首のラインが詰まったクルーネックが流行したら、
今度はVネックが流行したりするんです。
それがだんだん進んでいくと、
Uネックが流行したりするんです。
で、ある時になると、
「やっぱり、クルーネック。」ってなるんです。
反動なんですね。
みんながクルーネック着たとするじゃないですか、
そうするとどうなるかっていうと、
「差がつかなくなる。」
ファッションって、そもそもなんでお洒落だと言われるのか考えると、
みんなと何かが違うから、
みんなとなにかが違うから、区別されて、
「あの人、オシャレだよね。」と評価されるのです。
みんなと全く同じ服装をしても、まったく同じアイテムを着た状態で、
オシャレと言われるわけがないんです。
何故なら、みんなと同じだと区別されないから。
区別されないってことは、おしゃれだと評価される前提にも入らないということなんです。
だから、みんなと何かが違うっていうのがおしゃれの第一条件なんです。
なのでトレンドってものは、
流行って意味に頭の中で変換して、
流行ってことはみんながいっぱい着ているものだろうと誤解人が多いと負いますが、
トレンドの考え方ってそうではなく、
トレンドってのは、アーリースターターが掴んでいるもの。
ってのが、ファッション業界でいうトレンドの意味なんです。
つまり、
今、これを着ておくと一番差別化がスムーズにできる=トレンド
で、仮にトレンドで流行でみんなが持っているものと表現するならば、
みんなが持っている時点でもうそれは、トレンドとは言わないんですよ。
皆がもっていてもう当たり前になってるのだから、
「トレンドは次はドレスです。」とか説明しなくてもみんなわかっているわけですよね。
トレンドってわざわざ言うってことはそれは特別なものってことになるんです。
だから、
「僕は、トレンドは取り入れない。」
「流行に流されないよ。」
と言っている人はちょっと誤解していると思います。
トレンドとか流行って最も今世の中で差別化しやすいものって意味で言っているんです。
例えばクルーネックがトレンドになって、クルーネックのアイテムを着ていると、
「かっこいい。」となって、
みんなが首元が開いているなかで、「あの人の着てる首元の詰まっているシャツ、
なんかかっこいい。」
と感じられて、
だんだんとそう思われ広がっていくじゃないですか。
そして、だんだんとトレンドが広まっていった結果どうなるのかというと、
日本中皆クルーネックを着てしまう。
そうなると差別化できなくなる。
そうすると一番最初にクルーネック着た人が、
「そろそろ、首元がもう少し開いた方がかっこいいんじゃないのかな?」
と言う感じで、次の違う感じのものを選ぶようになって、
つまり、
トレンドが浸透して、価値が薄まって、
新しいトレンドができる。
これが波になっているんですね。
ストリートライクなトレンドがここまで出てきたとなると、
みんながみんなストリートファッションを取り入れるわけじゃないですか。
最近、街を歩いていてもストリートファッションの人すごく見かけるようになりましたよね。
10年くらい前だったら、スキニーだったりとか綺麗なイメージのアイテムを着ている人が多かったのですが、
今ってわりとカジュアルな着こなしをされている方が多いですよね。
ワイドパンツだったり、パーカーだったり、ボックスロゴのTシャツだったりが普通な感じになってますよね。
それが、みんなが浸透した状態だと当然差別化ができなくなっていき、
反動で次のトレンドは何かって考えると、
当たり前ですけど、ストリートの対極になるのがドレスですから、
大人っぽいドレススタイル。
例えば、テーラードジャケットだったり、セットアップであったり、革靴だったりとか、
そういったものが、トレンドとして上がりやすくなってわけです。
それで、
ここ1~2年の動きを見て、
ストリートライクなトレンドが流行りだしたのって、ここ5年くらいの話なんですけど、
ここ1~2年、ユニクロでは何が売っているでしょうか?
GUは、何を売っているでしょうか?
「セットアップ」を売っているんです。
ジャケットとスラックスのセットアップを結構積極的に提案されていて、
なおかつ、街を歩いていても、以前みたいにストリートライクなファッションの方も多いんですけど、
セットアップの着こなしもソコソコ見かけるようになりましたよね。
これは、なぜかというと、これまで話してきた話のとおりなんです。
ストリートライクなトレンドが少し落ち着いてきて、
そのかわり、ドレスライクなトレンドが上がってくるようになっている。
では、「ドレス」って何だっけ?と考えた時に、
当たり前ですけど、ストリートなファッションの対極は、
「スーツ」です。
なので、今これからは、
オフスタイルとして着るスーツ、ユニクロなどでもある、
「感動ジャケット」「感動パンツ」などがありますよね。
スーツが流行ってきているわけです。
なので、この流れはしばらく続くと思われます。
ハイブランドの例で例えると
例えばバレンシアガ。
スニーカーなど、印象的でしたよね。ストリートラグジュアリーの火付け役となったブランドです。
ここのコレクションなんですけれど、数年の流れからみて今年のコレクションは、
やや落ち着いているんですね。
条件は色々あるとは思いますが。
例えば、デザイナーが交代しただとかはありますけど。
長年続いてきたストリートライクな提案から、少しづつ
大人っぽくなってきているんです。
例えばこの秋のコレクションだと、チェック柄のジャケットやパンツの提案はあるんですけど、
以前だと、ネル素材などのものでしたが、
今季はウールなどの打ち込みのしっかりしたツヤのある素材でチェック柄を表現していたりするんですね。
で、冬のコートなどの提案ですと真っ黒のテーラードスタイル、チェスターコートなどのカッチリしたスタイルの提案に移行してきているんですね。
そんな動きをみると、やはり時代(流行)が少しづつ変化してきているんだなと。
勿論ですけど、トレンドは急に変わるわけでは無いです。
ストリートライクな服を着ていた人が、急にスーツスタイルに変わるというわけではないんです。
オシャレであるということは
オシャレは差別化が大事なわけでありますが、
デタラメに違うことが正しいというわけでは無い。
すごく、ここは難しいところなんですけど。
みんなと何かが違うと前に解説させていただきましたけど、
なんでも良いから人と違えば良いのかって考えてみたら、
そうではないじゃないですか。
例えばです、フワチャンみたいに沢山の色のものを身にまとって人と違う感じにすると良いものか?
を問います。
(フワちゃんをディスっているわけでは無いので、彼女はあれは衣装として身に着けているものですので。そういう自己表現なので、これはこれで良いものだとおもうんですが。)
あれを、自分が着て街を歩くとしたら。
オシャレだと思われるのか考えてみると、すごく難しいですよね。
ではなくて、差別化というのは一つポイントがあって、
客観性のある差別化
これが、大事なんです。
つまり、客観性とは、
みんなが見て理解できる程度の差別化がトレンド。
だから、Tシャツの襟周りのカットの話もしましたが、クルーネックのTシャツが、
Vネックに変わる
Uネックに変わるこのくらいの差別化。
急に、襟元のカットが広くなるというものではない。
少しづつ変わっていく。
だから、
「トレンドとは、時代と共に少しづつ変わるもの」
ストリートライクなファッションの好きな方は心配しないで
トレンドは少しづつ変わるものなんでストリートファッション好きな人は心配せずとも
まだまだ、続くでしょう。
が、少しづつ少しづつ変化していくでしょう。
ですが、ストリートファッションが好きな人。
そもそもファッションが好きな人って、毎日毎シーズン同じものを着たりできない。
なぜなら、飽きてきますから。
なので、トレンドが変化してく中でだんだんと、
ストリートファッション好きでも、スーツっぽい要素を取り入れてくようになります。
そもそも、トレンドってみんなの価値観を反映するものなんです。
誰かが、どこかの企業が操作しているものではないんです。
例えば、スケーター系のファッションがずっと好きな方でも、
いつもは裏パイルのスタンダードなパーカーを着ていたとします。
ですが、長い期間着てるとたまに
シルケット素材のツヤのあるものも着てみようかという気分になってみたりするもの。
いつもデニムのワイドパンツだったけど、
スラックスっぽい素材のモノも良いかと変えてみたり。
少しだけ、ストリートと対極になる素材のも試してみたくなってくるものなんです。
なので、ご心配なく来期にガラッと今持っているストリートライクなアイテムが
時代遅れになっているということにはなりません。
少しづつです。
なので、そろそろファッショントレンドがそういう動きを見せてきているくらいは知っていると良いという話です。
ノームコアの時代も少し変わってきている
ノームコアとは、装飾とは対極になるものです。
ここ数年はノームコアの時代。
ノームコアとは、言葉を聞くなり想像できるかもしれませんが「究極の普通」
代表的な例ですが、
スティーブ・ジョブズの着こなし
彼のいつものスタイル、イッセイミヤケの黒のタートルにリーバイスのジーンズ。
ニューバランスのスニーカー。
これが、最もオシャレなんじゃないのか?という風潮がありました。
ノーマルとコアを合わせた造語ですが。
この風潮が始まったのは10年ほど前のことですが、
そこからだんだんと落ち着いてきて今は、
ちょっと柄のあるもの、色のあるもの、デザインのあるもの
重ね着、アクセサリー等々。
「無地だけじゃ、ちょっとつまらないよね。」という価値観になりつつあります。
トレンドは先ほども解説したとおり価値観の変遷なので、
みんなが無地を愛し始めて、ずいぶん浸透してしまったから逆の方に向かって、
少しだけ柄を入れてみない?
一点だけアクセサリー入れてみない?
ちょっと重ね着してみない?
というところから、スタートしてくるんですね。
こういった反動があって、トレンドがきている訳なんですけど、
装飾に関しては、社会情勢的な意味もあってトレンドがきているんです。
装飾について、社会情勢からの影響とは?
この流れの理由は2点あります。
1点目は、SNSの台頭です。
インスタグラムの台頭です。
ファッション好きな人は、大概はインスタグラムやっていると思いますが、
インスタグラムの仕組みって簡単に言うと、
写真一枚に対して、「いいね!」をつけるかつけないかというものですね。
それで、ファッション関係者はどうだ!という一枚を出して、
「いいね!」を押してもらえるよう
切磋琢磨するものなんですけど。
非常にわかりやすい仕組みですよね。
で、このしくみに「ノームコア」なファッションがうまく伝わるのか?
果たして「いいね!」獲得に向いているのか?というと。
決行難しいですよね。
たとえば、ユニクロのTシャツ、グッチのTシャツどちらも無地のものを着て見せるとして、
素材の良さ、ディテールの工夫されているところなど。
もっとわかりやすいところがないと「いいね!」は押してもらえない。
無地のTシャツに例えば、有名ブランドのロゴがプリントされていたら、
「いいね!」押されやすい。
わかりやすいから。
だから、装飾のトレンドがきている。
装飾があると、SNSでの評価を得られやすい。
装飾が必要とされている。差別化しやすくなるんです。
2点目は、
ファッションは、社会情勢、景気にに非常に強く影響されるものなんです。
昔からこれは、言われていることで
景気が良くなる→地味な洋服が売れる
景気が悪くなる→派手な洋服が売れる
こんなセオリーが昔から言われています。
今、景気がどうかというより、
今、世界はコロナウィルスの影響でみんな暗い気持ちになっていると思うんです。
で、暗くて世相が悪いときってどうなるのかっていうと、
当たり前ですけど、明るいものだとか派手なものが流行るんです。
セオリー通りに言ってるように思われますけど、なぜかといいますと、
ファッションとうのは、文化です。
文化は我々の生活を補完するものと言っても過言ではない。
気分が落ち込んでいるときに、落ち込んでしまうものを着るわけにはいかないじゃないですか、
気分が落ち込んでいるからこそ、明るい気持ちにさせてくれる、落ち込んだ気持ちを、
補完してくれるものを身に着ける、身に着けようとする。
趣味や文化とは生活に潤いを与えてくれるものですよね。
世相を模倣するというか、社会情勢に対して気分を落ち着かせるというのですか、
少し表現は難しいのですけど、
世相、社会情勢の悪さを反動するように明るいものや煌びやかなものが流行する。
こういった感じで、世相と逆の印象のものが流行を作るというセオリーがあるわけなんですね。
なので、ノームコアの流行がきた時点で、つぎは装飾性のものが流行になるというのは、
ある程度予想されるものなんです。
ファッション・流行は繰り返す
この表現は、よく耳にするじゃないですか。
実際に何度も何度も繰り返されているものなんでけど。
では、「ノームコア」
これは、過去にもありましたかね?
60年代くらいにあったトレンド
基本的に、この時代のこの着こなしに「ノームコア」は似ているんですね。
シンプルで気取らない服。
ノームコアに近い印象です。
ありきたりな服装がおしゃれだとされていたわけなんですが、
このビートニックの後になにが流行にきたのかというと、
ヒッピームーヴメントなんです。
ヒッピーの着こなしって分かると思いますが、メチャメチャ派手な装飾の着こなしです。
アクセサリーじゃらじゃらです。
柄はどんなものが流行したかというと、タイダイ柄です。あの幻覚を見ているように再現した柄です。
他にフレアのデニムであったり。ミリタリーのジャケットをジョンレノンが着てたり、
印象的だったと思います。
この動きと、今まで解説してきたノームコアからすこしづつ変化してきているっていうのと、
同じ動きですよね。
2000年代に入りノームコアのファッションが流行した。
これの次には装飾的な要素がじわじわときている動きから察するに、
ビートニック→ヒッピー
これに似たことがおきているということは、おそらくヒッピームーヴメントに似たものが流行しだすと予想できますよね。
たとえば、デニムのフレアパンツが流行したり、
すでにこの夏にはタイダイ柄のTシャツは、
市場に出回ってましたよね。
ブーツカットのパンツはもう一度流行るでしょう。
アクセサリーも、ミリタリーももう一回流行るでしょう。
これは、予想とかそういうものではなくて繰り返しているものなんです。
勿論、まったく同じものが繰り返されている訳ではないんですが。
少し違う感じにはなるんですけど、大枠は一緒。
トレンド予測は過去の歴史にある
歴史好きな人が良く言われることに似ていますよね。経済の歴史も、過去の日本史や世界史から予測はできるだろう。とね。
服装史においても同じです。
参考になる本も紹介させておきます。
ブーツカットの流れ
先ほど、少し触れましたけど。ブーツカットがまた流行ると。
30代以上の人からしてみたら、過去のもの。
「今更、ブーツカットなんか。。」
わりと、若い子の中では普通になってきているようですよ。
若い子にしてみたら、ブーツカットに負のイメージはないですからね。
一時期、30代以上の世代にはマイナスなイメージありましたけど。
ブーツカットにも2種類
リーバイスの形を例に
- 517系
- 646系
この2種類。
517は、スキニーからの延長戦で、
646は、ワイドパンツからの延長。
これらから、パンツのシルエットの流行も移行しつつある兆しです。
ですが、まったく同じものと言うわけでは無いです。
昔の自分の517を引っ張り出してきても、そこから少し変化のあるものが流行になっていくものなんです。
そのままではないでしょう。
今のビッグシルエットは今後どうなるのか
しばらく、このビッグシルエットが流行しているんですが、
ストリートファッションの流行の流れからきているもので、今、
トレンドがストリートからドレスなものにへと向かってきているんですが、
海外のコレクションなどを参考に見る限りでは、
まだまだ消えることはないでしょう。
なぜなら、このビッグシルエットは流行した要因にストリートファッションの影響だけではないという要因もあります。
今の社会情勢からの影響もあります。
それは何かというと、
「通販」です。
通販の需要が高くなっているからこそ、今、ビッグシルエットとういうのが、
消えにくくなっているのです。
単純に、
通販でジャストサイズの洋服選びは難しいです。
サイズ表は、商品の説明欄にのってはいるものの、
あのサイズ感を理解するのは難しいですよね。
生地の種類などで、実際に着た時の感じも全然変わってくるので。
なので、通販では、
ある程度はサイズ感を気にせずに着こなせるビッグシルエットが都合が良いんですね。
通販の需要に合致している。
試着の必要性も減るわけで。
それでいて、今、コロナで実際にショップに行ったところで
ショップに入るには、消毒液をかけ、お店によっては検温。
毎回となると、けっこう面倒ですよね。
おのずと通販の需要が高くなりますね。
確かに、自分のワードローブも最近のものは上物に関しては、
大き目のものを選んでますね。
通販の需要の後押しもあり、もうしばらくはビッグシルエットの流行は、
続くのではないかと予想できますね。
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