7年くらい前に弊社に持ち込まれた Levi’s1ST 90年代の復刻版ですね。7年前の持ち主も30代前半でしたので、スタッズをつけたり、襟をふんわり立たせられるようなシルエットになるように、襟にドミット芯など入れていたものです。
2020年、40代になった持ち主から再度、もう一度着れる感じにして欲しいと持ち込まれました。
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このGジャンの特徴は、丈が短い。
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なので、当時は裾のベルト部分を解いて生地を開いて丈を少し長くしてます。裾が浮いてフカフカする感じも後ろ裾のところをリブに変更しスッキリシルエットが収まるように。
ここら辺はそのままでも使えそうなので、問題は襟だなということで。
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解いて、ドミット芯、スタッズとか外して。。。
2WAYで着られるように、脱着できるフードとかつけてみてはどうかと、何通りか提案してみたのですが。
ピンとくるものも浮かばず。
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で、大きな間違いに気づきました。
新しく良いものを作るのに、古いものにとにかく今の目新しいものを盛る。盛って盛って原型をとどめないくらい盛る。これは、意外とダサいです。
そぎ落として、そぎ落として無駄をとることにも発見はありました。
作業過程は、こちらから見れます。