衣服を再利用する

箪笥に、中々捨てられない服たちありますよね。他人事ではなくてうちにもあります。その中でも、これは老若男女問わず様々なのがあると思うんですが。「ジーンズ」

ジーンズの平均寿命は?

そもそも、カタチあるものはいつかは…..。とは言いますが。ジーンズに関して言うと一般的には4年くらいと言われています。あくまでも一般論ですけど。

丈夫な生地なのでほとんどの家庭では「いつか履くだろう。」的に箪笥に眠っているものもあるのではないでしょうか。

しかし、ジーンズって4年もするとトレンドが変わりシルエットが変わったりしているもの。なので、残しておくよりも何か違う形で使うもの悪くはないと思い。こういった仕事をしてみました。

若かりし頃のどんなシーンで使ったのか。ファッション性重視なアイテム

持ち込まれたのはこういったものです。

ラビットファーのノースリーブのニット。
カシミアのノースリーブニット(刺繍入り)
ヒップハングのブーツカットシルエットのデニム

個人的にとってもなんか懐かしいアイテムでした。90年代後半の女子は冬でもコートの中にはノースリーブのもの着てましたよね。防寒性だとか無視のほんとファッション性重視ですよ。品質、縫製など良いものなので壊れるようなことにはなっていないでしょうし、購入された当時もそんなに安価で購入されてはいないと思います。ですから、またいつか的に箪笥にしまわれていたのでしょうね。

着ることで再利用は考えてはおられないとのことなので、普段使いにできるバッグにすることにしました。デニムが1本だったので、足りない分は弊社在庫のものを少し加えても良いとの了承ももらえたので、ショルダーバッグとトートバッグにすることに。

特に気をつかったのは、ファーの扱いでした

今回、最も注意してたのが、ラビットファーの解体でした。こちら、土台になるパワーネットにファーが絡ませてある構造になってまして。不用意にハサミを入れると、バラバラとファーが抜け落ちてしまいます。なので、裾側の解けないように加工されている部分をそのまま利用するように構成を考えました。

単純に、ニットの裾側がバッグの上側の開きになる感じです。バッグの下側に関してはジーンズを解くわけではなくて、一枚の布に接ぎ合わせ一枚の布にしてしまいます。これが、アドリブでいろいろなパーツが途中で切れて接ぎ合わされたりと面白いのです。

開きは、巾着の仕様になってます。裏地にはキルティング裏地を使ってますので全体的にフンワリと。

巾着に使ってる生地は、雰囲気に合うようなフロッキープリントのオーガンが在庫にあったので追加しています。

もう一点は、トートにしました。

カシミアニットは、伸縮するので布帛の伸縮の無い生地で裏打ちして止めてます。

オパールベルベットで、ちょっとアンティークな雰囲気を狙って。セーターの刺繍を活かせたらと。

ここまで作りまして、参考までに弊社ではこんな金額でやらせていただいてます。

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