台所で草木染め

玉ねぎの皮を使って草木染めをする

草木染めが家のキッチンででもできてしまう。

染料に使うのは「たまねぎの皮」

これからその手法を書くけど、これが正解だということではないので注意してほしい。

あくまで、自分独自の見解と草木染めの作家さんの話を取り入れながらカジュアルでやりやすいように工夫した結果。だから、一つの手法ですよ。

草木染めは、手法とコツさえわかれば、そんなに難しいものではありません。

どんな素材なら染められる?

まず、染められる生地というか素材は、天然繊維だけである。

綿、麻、毛、絹。

これらの素材と混紡のものがあるが、染まらないことはない。でも、混率なりの色付きになる。

絹や毛などの動物性の繊維はよく染まります。

麻、綿の植物性の繊維は使い込んでいるものは染まり易いですが、新品のものはそのまま入れてもそれほどそまりません。

タンパク処理が必要になります。豆乳などを使います。ですが、豆乳を使うのはなんか勿体ない気がしますし、ちょっと手間ですよね。なので、草木染めように作られたディスポンという濃染剤なる液体を使うと良いです。

購入したい場合、近所の染料の扱いのある手芸店などで購入できます。札幌だとマリア手芸店というところで買えます。

http://www.mariya3.com/

用意するもの

大きな鍋

ボール

菜箸もしくはトング

ざる

媒染剤~発色させ、色止めの効果になるもの

集めてきた皮を煮出して、染液を抽出していくのだがイメージしてほしい。染料という玉があって、その玉が皮の中に無数に存在しているイメージを。

それらを熱湯にとおすことで引き離していく。

褐色の液体ができてきます。

今回使う素材は、綿。綿は植物からできている繊維だ。故に、繊維の中にタンパク質を持っていない。なので、染料の吸着をよくするためにタンパク質をすり込む。

作業の流れ

  1. ディスポン処理を行う。
  2. 煮込んで作った染液に染めたいものを投入し、ムラにならないように混ぜる
  3. 媒染液を用意し、染液で染めたものをは発色させる
  4. 水洗いし余分な染液を落とし、完成

染液つくり

染めたい物の約20倍の染料が必要と聞きます。

ディスポン液作り~ディスポン処理

80度以上の湯にディスポン液を溶かし込みます。

湯1リットルにつきディスポン3~4ccの割合で入れ良くかき混ぜます。

染めたいものを入れて、15~20分ムラにならないように良くかき混ぜます。

混ぜ終わったら、取り出して良く水洗いします。

投入したらムラにならないように良く混ぜます

色が均等になるように。

20~30分程、混ぜながら煮込みます。この時、熱の影響で綿などの繊維は縮む場合があります。特に、新しいものは縮む分量は多いです。

取り出して、軽く水洗いします。

媒染液を用意しておき、投入します。

80度くらいの湯に媒染液を溶かします。染めたい物の重さの1~6%が適量と聞きます。

媒染液につけ20~30分程、またムラにならないようによく混ぜます。

媒染液に入れると、色が変わってきます。今回は鉄媒染をしています。木酢酸鉄液を使いました。

他に、アルミ媒染もあります。アルミ焙煎にはミョウバンを使います。アルミ媒染だと黄色っぽい発色をします。

余分な染料を洗い流します

取り出したら、広げて水気を切り陰干しにします

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「台所で草木染め」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 草木染め  植物染色の薬用効果と抗菌作用 | Lust for beautiful life

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