ベーシックなんだけどちょっとクセのあるのを目指した

De-function (Dosanko Ezotic Fanction)ドサンコ・エゾティック・ファンクションってブランドを作った。僕は、北海道人だから北海道人なりのアプローチがしたかったから。結果的には、いまのところ多くの人に広められていない。デザイン的なもので如何に表現するべきか悩んだりもしたが、雪のイメージ?氷のイメージ?どれを取っても抽象的過ぎて、伝えられる自信が無い。もっと単純なことで表現するのに出した一つの答えが、「玉ねぎ染め」。

なんのこっちゃ?だ。

草木染めの技法を使った染色のやり方なんだけど。使うのは、たまの中身じゃなくて外側の皮だ。料理するときに剥かれて捨てられているあれだ。

皮の中にある染料になる色素を沸騰させた湯で煮だすことで取り出すことができる。なんか難しく説明しているけど。

単純にお茶をいれるのと一緒だね。行程的には。大きな布を染めたいし、大きな製品だってやってみたい。当たり前に思うことだと思うけど、同じ価値観を共有してくれる人=ファンになってくれそうな人の好むものに応えたいからね。

札幌でそういう施設を利用できるのはあらかじめ知り合いに聞いておいた。札幌芸術の森クラフト工房だ。

クラフト工房 | 札幌芸術の森

大きな寸胴、業務用のガスが使える。10:00~16:00まで貸し切りで¥1600で借りれる。

染めパラダイスである。

いや、なんか表現がキモいかもな。

湯を沸かして玉ねぎを煮たところがこれだ。

とにかく、贅沢に色をとれるのが原産地からタップリ恵んでいただける特権で、あふれんばかりに煮出す。ちなみに、原産地は、札幌のお隣の岩見沢市から運んできた玉ねぎの皮だ。

煮出す工程を何回も繰り返すのは大変だと考え、単純に濃い原液なる液を作って保管しておこうと思った。お茶を煎れる工程から想像して、玉ねぎの皮茶なるものはないのか?探ってみたらホントにあった。健康茶として飲まれている。

気になって自分でも飲んでみることに、この染め液を飲めば良いでしょ?となるところだが、実際に飲まれている皮茶の皮は有機栽培の無農薬のものらしい。使う目的が違うし、無駄にお腹をクダスのも間抜けなので、ちょっと口に含んでみたくらいだ。って、飲むんだ。。。実際に販売されているのもの買って飲んではみたのだけど。

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おいしいとは言えないかな。でも、中の身よりも栄養価が高いらしい。

さすがに、自分で集めてきた皮の茶より土臭さはなかった。

多少。

話が脱線してしまったが、北海道らしいベーシックになれたら。

「再生」「共存」がコンセプトだ。ホームページも作って。さてこれからなところまではできた。

北海道の草木染めブランド De-function
北海道の草木染めブランド

ベーシックなTシャツが最初にできてきた。

「大地の色」 地球に優しいベージュが仕上がり。ケミカル染料は使っておりません。

すごく地味で、どこをどうWEBで伝えたら良かったのか今だにクエスチョンだ。

実物をイベントとかで触ってみてもらえると、ピンとくる方もいたのだけれど。

僕が伝えたかったのは、この土地にある材料で、日本古来からある日本独自の技法で今のグラフィックのデザインと如何に融合させ日常に溶け込ませられるか?だ。

「なんか、この色良いよね?」から、始まり。

じつは、北海道の大地で育ったものを原料に北海道の日常を新たな価値付けをしたいと。

農家さんがいて、アパレルデザイナーともコラボできる環境。

そんな、面白い都市を表現できても良いと思っている。

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