アラフィフになって気づいた、ファッションと“出かける場所”の関係|からの思いつき
札幌でファッションの仕事をしている僕が、最近ふと考えたこと。 アラフィフになってから、「服をこうしたい」「ああしたい」と思うことが、以前より減ってきたという友人やお客さんの声を聞く。 それって、もしかしたら—— おしゃれして出かける“場所”が減ったからじゃないかと。 若い頃は「着ていく場所」があった 10代、20代の頃は、毎週のように何かしらの集まりがあった。 友達と遊びに行ったり、合コンに行ったり、ライブやイベントに出かけたり。 クラブに遊びに行ったり。 おしゃれをする理由が、日常の中にたくさんあった。 でも、年齢を重ねて、結婚して、子育てして。 ようやく子育ても落ち着いてきたこの頃。 ふと気づくと、「今日は何を着よう?」と悩むシーンが減っている。 特に変でなければ特段個性を出す必要もないものかと思っちゃったりしますよね。 コロナ禍が変えた”外出”の意味 北海道でも、コロナ禍を経て生活スタイルは大きく変わった。 在宅でも楽しめることが増え、わざわざ外に出かける理由が減った。 でも一方で、リアルに人と会うことの価値は、むしろ高まっている気がする。 まず、アラフィフであろうとファッションを楽しむには、”場作り”なのかもしれない ファッション屋は、つい商品のスペックを語りがちだ。 「この素材がいい」「この縫製が丁寧」——もちろん大事なこと。 でも、それだけじゃ届かない。 『で?』それどこに着ていくの?俺、関係ある? 週末のスーパーの買い出し? いやいや、違うでしょ。 だからこそ、これからのファッション屋には、 “おしゃれして出かけたくなる場所”を一緒に作ることが求められているのかもしれない。 今は、思いつきだけどこんなことができたら そんな“場”があれば、 「またおしゃれしてみようかな」って思える人が増えるかもしれない。 札幌から、そんな場づくりを始めてみたい。 アラフィフファッションに、もう一度“出かける理由”を。 最後まで読んでいただきありがとうございます このブログを読んで「もっと話してみたい」「相談してみたい」と思ってくれた方へ。 僕の会社では、衣装制作、ファッション診断を軸に、広告などの現場に寄り添った取り組みをしています。 また、アラフィフ世代のライフスタイルや、マラソンを軸にしたファッション提案も始










