キッズファッションショー衣装制作-3(シャツを作る)
前回のシャツからまた変更を入れて作っていきます。 前回のはこんな感じです。 左身頃の型紙の変更 ボタンも3種類の金属ボタンに変更します。 左身頃の追加パーツを作る 左身頃のパーツ付け位置を整える 完成
前回のシャツからまた変更を入れて作っていきます。 前回のはこんな感じです。 左身頃の型紙の変更 ボタンも3種類の金属ボタンに変更します。 左身頃の追加パーツを作る 左身頃のパーツ付け位置を整える 完成
第一弾の記事はこちら デザインのイメージがこちら 何枚かイメージ画像をいただき、いつものように色々方向性を合わせていきます。 今回いただいたイメージは、参考画像のように脇の縫い合わせが無くて、 前身頃と後身頃がベルトで留まっているもの 羽根や、レースで細部にアレンジを加えて欲しいと言う事です。 型紙&トワル縫い 本体縫製 羽根を加工していく まずは、想定で型紙をトレースした場所にイメージを書き込んで。 1ST インナーのシャツも入れて確認してきます。 羽根は洋裁に使う予定のないものなので扱いが簡単じゃないですね。 反り返って、無理に戻そうとすると「バキッ」(汗) みたいな、 注意を払いつつ胸のあたりに仮止めしてみます。 ちょっとボリュームありすぎですね。 ラペルが浮きあがってしまってる。 2ND FINAL
インターネットでとりあえず購入しましたが、 セパレートタイプだと思ってたのが、実はワンピースタイプだった。。。というご相談から始まりました。 今回曲は、「鬼滅の刃〜遊郭編〜」 この雰囲気を作って欲しいとの事で。 まずは、リフォーム前の状態です。 まずは解体しちゃいます ワンピースタイプでは、男の子はトイレ問題があります。 後ろファスナーを開けて、用を足す。。 10歳の子には、ちょっと面倒なのでとお母さんからの希望です。 ラインストーンがパンツとの接ぎ位置に付いているので解いて縫い直しは不可能なので 仕方がないのでカットしちゃいます。 トリコットの2WAYの素材は、生地が解けにくい。 内側で見えないので、ギリギリの際で縫い代を付けてカットしちゃいます。 パンツ作り 切り離したパンツは使わないとの事で、新たにパンツを作ります。 今回は、裏起毛の2wayストレッチを使います。 リンクの上はやっぱり寒く、このような温かい生地を希望される方もいます。 しかし、温かいだけを重視すると肝心な「美しさ」が欠如してくるのでね。 機能性と美のバランスですよね。 前あきで、ウエストはゴム仕様のを作ってきます。 寸法は、ウエストゴム仕様(56〜61cm) ヒップ=64 股下= 70 股下は、多めに取って来年も対応できるように長く設定してます。 左足腿、膝上付近にストーンでシャツとリンクするような模様でストーンを並べます。 シャツの裾をリメイクします 滑ってる途中にシャツが動くのは、演技に集中出来ないかもな? ということでパンツにインできるようにインナー的なものを縫い付けてきます。 股のところは脱着できるように、スナップボタンを縫い付けます。 シャツのチュール裾を男の子っぽくアップデート パワーネット生地の部分の裾始末。 メローロック仕様になってます。ナミナミっとした仕上がりが特徴です。 女の子の物なら、可愛いし特に気にもならない感じですけど、 男の子にはちょっと。。。 なので少しカットし、2つ折の仕様でスッキリさせます。 装飾をアップデート 「もっとキラキラしたい!」の希望ですので これから更にラインストーンを盛ってきます。 追加してくのは、オーロラ色とサファイア色 タッセルを付け加える 課題曲の、和の雰囲気を加えたいので赤タッセルでテイストを入れてきます。 ブルー×白×ゴールド×黒 こ
今回のご依頼は、新体操のフリー演技に使う衣装でした。 参考画像をいただき、これを新体操演技に使えるようなレオタード仕様にして製作してきます。 これが参考画像 アメリカンな可愛いウエイトレスでしょうか( ´∀` ) 早速、トワル作りからはじめてきます。 トワル作り トリコット2WAYの生地の残布が偶然あったので、黒で作っていくことにします。 仮縫いはシーチングを使うことが多いのですが、 伸縮があって、より現物(レオタード)に近いものでテストしたいので 通常の服より気持ち小さく設定してみました。 見本写真のものは伸縮の無い生地。 でも、用途がコスプレ&競技なので機能性があって、出来るだけゆとりのないピタッとした感じが必要。 でもテーラー襟はちゃんとして、中縫いをいれて開かないように 後ファスナーで脱ぎ着できるようにします。 リボンタイ作り 続けて、首のとこのリボンを試作します。 ここでは、シーチングの登場です。 少し大袈裟な大きさが、可愛かったりしますよね。 シーチキングの生成り色なのでパーフェクトに伝えられてないかもですが、 おわりに トワル製作まで進みましたが、今現在コロナ禍の中。 演技をする子も楽しみに待っててくれましたが、 蔓延防止処置がここ北海道にも適用されました。 大会そのものが中止決定となってしまい。 残念ながら、ここで終了となります。 衣装は「マボロシ」となってしまいましたが 演技すること、表現をすることは続けていってほしいですね。 表現者の何かを刺激できる衣装が提供できれば 衣装制作者としては何よりの励みですから。
今回のご依頼は。 保育園の発表会衣装。金閣、銀閣と言えば 孫悟空達と戦う悪役兄弟なのかな。 色んな捉えられ方がありますけど。 イメージしてるのは、悪役でもやっぱり可愛くかっこよく。 https://www.instagram.com/reel/CZQZJyHIEvn/?utm_medium=copy_link 被り物 被り物は必須では無いでしょうか。 現実から離れた雰囲気を手軽に出せるし、 着用する本人達のテンションも上がるでしょうから。 妖怪で強そうなツノの着いた被り物を作りました。 金閣 イエロー系のジャガードをベースに、 形は甚平の型に袖口、パンツの裾はゴム仕様に変更 襟はインドレースを使いました。 西遊記のインドへ向かう旅なのでインド要素がマッチしてると思います。 銀閣 シルバーを使うか迷ったところ、シルバーはステージに上がったとき 遠目からは、グレーに見えたりしないかな?なんで 思い切って白で作ってみました。 ステージ映え狙いです。 最後に 製作したサイズは、100~110サイズのサイズでできています。 お子さんの今しか見れない時 時を彩る衣装協力できることが この仕事をとおして充実を感じられる時ですね。 このほかに、衣装関係のご相談に対応しています。 衣装の「わがまま」お聞かせください。
最近は、多様なファッションが出回りまして コスチュームなのか、既製服なのか分からないギリギリのところが、なんかおしゃれなのかな? そんな気がしてます。 年明け最初の納品は、キッズファッションショーのオーダーでした。 キッズだからと言っても十分ファッション性の高い物を提供する。 行う作業は、大人のそれと同じですよ。 ちょっと小さいだけです。 今回依頼のイメージは 絵型から一緒に起こしていくケースもありますが、 ネットからイメージに近い画像をいただいて打合せを進めていく場合が多いですね。 イメージが一致したら、生地選びですね。 生地サンプル帳などで確認しながらであったり 持ち込みの生地で再現できるのか?など 型紙制作ー1ーシャツワンピース イメージから、キッズサイズで型紙を作っていきます。 シャツワンピースになる型紙。フレアの分量がけっこう肝ですね。 本番に使う生地もフレアの出にくい綿ブロードを予定しています。 借り縫いで使うシーチングでもどれくらいフレアを出せるのか。 そこらへんを気を付けて借り縫いを組み上げてみました。 型紙制作ー2ージャケット ブラウスができたら、続けてジャケットです。 ジャケットのイメージのポイントは 蝶のような大きなフリルですね。 袖付けに挟み込みでイケるかと思います。 イメージ写真はベストなのでアームホールが広くとられています。 大きなパーツを挟みこんで、このパーツは立ち上げってるようにするのに セットアップテープを使用します。 フリルパーツの端の縫い代に縫い込みします。 縫いあがり~1ST~ 本番生地で一回目の仕上がりです。 シャツワンピース~襟デザイン変更 ジャケットを脱いで、シャツワンピースだけのシーンもあるとのことで もう少し襟に特徴をいれることに。 パーツを折り紙のように折ることで 立体感を表現できる襟に 縫いあがり~2nd~シャツワンピース バストライン下にチュールスカートを縫い込んで さらにボリュームを出します。 襟のアシンメトリーな表現を加えます。 ボーラーハット ボーラーハットは既成のリボンの加工など無いものを パールでデコレーションします。 ブリムの内側、ステージのギャラリー席から見る角度で 見せ方の変化を楽しみます。 希望色は黒です。 パールの間隔で印象も全然違ってくるので 借り置きして雰囲気確認します。 ジャケットと
ピーターパンの衣装作りの記録です。 身長121cmの男の子のフィギュアスケート衣装です。 襟がないスタイルが希望ということで 襟の仮縫い。 本番生地を当てて雰囲気を見てみます。 ピーターパンを演じる上で、 手の振りがポイントになるでしょうから、袖口にフリルを用いました。 本番生地でも、雰囲気確認します。 仮縫い完成 さて、 本番基準の色の組み合わせを打ち合わせして、2枚目の配色に決定。 1枚目は、ちょっとアジアンな雰囲気が強めかも?というところで。 黄緑を裾に差しました^_^ 全てのパーツを縫製、仕上げし ウエスト位置には、スウェードのベルトを入れてあげます。 7歳の子なので、マジックテープ仕様で自分でもお着替えがスムーズになる様にしました。 最終的に出来上がりが、こうなりました。 「衣装を着て練習もピークになってきました」 と、お母さんから写真をいただきました。 やる気スイッチも入ってきてるようで、 入賞目指して頑張って欲しいですね。
わが子ももう中学生と小学生。 わが子の発表会のときには、そう気が付くことも少なかったこと。 うちは、幼稚園に通わせていたのだけれど今ではもう懐かしい思い出になりつつあるのであるが、 当時、気が付かなかったこと。 親たちが、毎年楽しみにしている発表会。わが子の成長した姿、日常とは少し違う衣装を着せてもらい、写真やホームビデオに収めるのがどんなに楽しみであろうか。 でも、その華やかな一日の発表会の準備までには、幼稚園や保育園の先生たちの努力の裏側がなくてはならないものだ。 私事ではあるけど、わが子の通っていた幼稚園では各先生のクラスの発表のクオリティー次第で。ボーナス査定の基準になっていると聞いたことがある。 単なる一例なのかもしれないが、この企業のとっている先生たちへのモチベーション維持には明確な施策だなと当時は思っていた。 でも、その査定を得るために日中の園児たちへの指導は勿論だけれど、 通常の保育の業務もこなしうえでのことだ。 サラリーマンでいう残業時間で、評価を得るために頑張るという図式だ。 勿論、企業によっては残業手当などあるのだろうかないのだろうか。。。 ましてや、布を扱うなど普段手馴れていないだけに時間コストも並々ならないでしょうね。 うちの技術がお役に立てればではありますが 保育施設の発表会などに特化した衣装レンタルをできなだろうかと思った。 まず、 1.保育の業務に集中 2.残業に使うべきコストの削減 3.本格的に布で縫製された衣装なので、親御さんの見る目も楽しませられる 4.子供たちの意識も俄然ちがう。(コスプレ意識かな。。) 1で言うのは、言わずもがな保育とは激務です。一日のうちにこなす仕事量、そして子供は何が起こるかわからないハプニングはつきものですから。 2は、これは経営者目線でも考えるのは易しいのでは。不慣れな作業、日中の業務の後ですから、パフォーマンスも落ちて時間ばかりかかっていくことでしょうね。毎年、この発表のために購入する資材の費用のこともかんがえてくと。ですね。 3は、やはり舞台映えですよね。不織布やビニールで作られているものより本格的な印象を与えることはおわかりいただけること。 4は、なりきる気持ちはきっと良い結果を生んでくれることだと思います。 着物などを着た演目では、こういうものが例えばですが用意しています。 以下、noteで
恒例の、某セレブ保育園の発表会衣装です。 「101匹の猫」 せっかくななのでね。 猫帽子の作り方レクチャーしちゃっても良いでしょうか? コロナ禍で、マスク縫いでミシン作業の腕が上がってる方いませんか? 小さな子供はこんな帽子で外遊びに出かけてもアリではないでしょうかね? いや、 ほんと自分も今子育て現在進行形ですけど、 こんなの被ってくれる時期なんて一瞬ですよ。 奇跡の期間って言っても過言ではない。 型紙付きの説明noteなので、チャレンジしてみて下さい。
フィギュア女子の衣装だけでなく、男子もやらせていただきました。5歳児のものですけど。 ですが、本物な雰囲気で作り上げてあげることが、競技に挑む子の意欲を盛り上げてあげられらたら幸い。 デビューの曲は、ライオンキング。コーチとの打ち合わせ。 今回初対面の親子なので、お互い緊張しつつも生地選びこら同行できました。 ライオンキングを氷上で表現するなら、ゴールド。正に王様の色ですよね。ゴールドにも色々ありますよ。 弊社お見積もり 衣装作成代の相場だとか、中々よく分からないまま仕事の依頼を受けているものですけど。興味のある方は、参考までにしてくれると。 ネイサン・チェンみたいなのが良いとの事 シャツと連絡を受けていたので、スタンダードなプルオーバータイプのものなのか?と思ってお母さんとお話ししてるとどうやら話が噛み合わず。。こういうものが良かったみたいでした。 こういうの、カットソーって言うんだけどなぁ〜とか思いつつ。 袖はぴったりとはさせず提灯のようなスリーブで、サッシュベルト は、生地の雰囲気に合うようにお任せします。とのことで、仕上げさせていただきました。 衣装完成 サッシュベルト は、競技中にズレたりしないようにパンツの方にもマジックテープを縫い付けズレないような仕掛けがしてあります。 ウエストの見えない部分には、こんな仕掛けです。 裾は、シャツカットにして競技中にウエストから抜けてしまわないように仕上げます。 ウエストの飾りのタッセルが有るだけでグッと大人な仕上がりになりますよ