副題:“晒さない価値”を言語化するまでの記録 Vol.1
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はじめに
「この事業、誰のためにやってるんだろう?」
そんな問いがふと浮かんだのは、朝ランのあと、プロテイン入りの朝食をとっていたときだった。
日々の業務に追われながらも、どこかで“軸”が揺れているような感覚があった。
僕は一人社長として、衣装制作×教育・福祉×広告という多分野連携型の事業を運営している。
現場感覚と配慮設計を大切にしながら、札幌を拠点に全国・海外展開を目指している。
でも、事業の幅が広がるほど「何を軸に判断すればいいのか」が曖昧になっていく。
そこで出会ったのが「パーパス」という言葉だった。
まず、パーパスってなんだろ?
また、流行りの?とか意識高い系の言葉に泳がされていない?って自問自答する前にここでブログで言語化し意識の中に刷り込んでおくべきだなと思ってこのブログを書き始めた。
パーパスとは「企業や事業の存在意義」のこと。
利益や目標ではなく、「なぜこの事業をやるのか」「社会にどんな価値を届けたいのか」という根っこの部分。
僕にとってのパーパスは、まだ言葉になっていない。
でも、なんとなく「晒さない価値」や「人見知りの方が安心して相談できる場づくり」「一人でも気兼ねなく行くことができる場所」みたいな感覚が、
ずっと事業の中心にあった気がする。
僕の半生の中で変わらず思うことがあって、自分が気分が上がり、かつ気軽に足を運べる場所があれば
人生どんなにつまらなくて迷った時でも、前向きになれるし、「捨てたもんじゃない。」って気分を作りたい。
それを言語化できたら、もっと迷わず進める気がした。
無意識にやっていた”らしさ”
たとえば、フィギュアスケート衣装制作の現場で、初めてお子さんの衣装をオーダーする親御さんの不安を和らげるような声かけをしたこと。
LINE相談で、誰にも言えなかった悩みを受け止めたこと。
ブログで、失敗も含めて正直に発信してきてること。
それらはすべて「晒さない価値」や「静かな達成感」を支える行動だった。
誰かに見せるためじゃなく、誰かが安心して自分を表現できるように。
こんなポンコツでもなんとか仕事にありついてますよと。正直に語ること。
それが、僕の事業の“らしさ”なのかもしれない。
書きながら気づいたこと
パーパスを掘るって、過去の自分との対話なんだと思う。
かっこいい言葉を探すんじゃなくて、ずっとやってきたことの意味を見つける作業。
そしてそれは、誰かに伝えるためじゃなく、自分が迷わないための灯りになる。
次回予告:Vol.2では“らしさ”の棚卸しへ
次回は、事業の中にある“自分らしさ”をもう少し整理してみます。
「晒さない価値」って何?「配慮設計」ってどういうこと?
そんな問いを掘りながら、パーパスの言語化に近づいていきます。
もし、同じように「自分の事業の軸を探している」という方がいたら、ぜひ一緒に掘ってみませんか。コメントやLINEでの感想もお待ちしています。
