
縮み・シワ・型崩れを防ぐコツ
【失敗しない】レーヨンシャツの洗濯&お手入れ完全ガイド|縮み・シワ・型崩れを防ぐコツ
レーヨン素材のシャツって、上品でとろみ感があって、カジュアルにもフォーマルにも使える便利アイテムですよね。
でも、洗濯やケアを間違えるとすぐに縮む・シワだらけになる・ヨレる…という悲しい結末に。
実はレーヨンは、とても繊細で水に弱い素材。
でも大丈夫。この記事では、プロの視点から家庭でもできる正しい洗い方・干し方・ケアのコツを、わかりやすくご紹介します。

▲ 6ステップの図解でやさしく解説しています
レーヨンってどんな素材?|見た目は美しいけど扱い注意
レーヨンは、見た目はシルクのような光沢ととろみ感が特徴の素材。
ドレープ性も高く、シャツやワンピースなどでも人気です。
でも実はこのレーヨン、意外と水に弱い・摩擦に弱い・縮みやすいというデリケートな一面を持っています。
- 洗濯機でジャブジャブ洗う → ほぼNG
- 脱水しすぎる → 縮み&シワ地獄に
- 乾燥機? → 絶対やめましょう!
アイロンがけのコツ|焦がさない・潰さないが鉄則
洗い終わったレーヨンシャツは、干す時にしっかり形を整えれば基本的にはノーアイロンでもOK。
でも「ピシッと着たい」「襟や袖が気になる」など、もう一歩きれいに仕上げたいときは、低温でやさしくアイロンをかけましょう。
- 温度は低温(110℃前後)が基本
- あて布を必ず使う(ハンカチやガーゼでOK)
- 直接押しつけず、上からふんわりのせるように
※濡れた状態でのアイロンは厳禁! 必ず完全に乾かしてから行いましょう。
長持ちさせるための保管方法|湿気と摩擦に注意
せっかくきれいに洗っても、保管方法を間違えると台無しに。
- レーヨンは湿気に弱いため、風通しの良い場所に
- ハンガー収納がおすすめ(型崩れ防止)
- 防湿剤・除湿シートもあると安心
引き出し収納にしたい場合は、やわらかくたたんでスペースにゆとりを持たせると◎。
🛠 おすすめケアアイテムまとめ
✨ まとめ|レーヨンシャツは“丁寧さ”がすべて
- 水洗いOKでも、手洗い&中性洗剤が基本
- 脱水は最小限&形を整えて陰干し
- アイロンと保管もやさしさ重視で
服を長持ちさせるって、自分の気に入った1着と丁寧に付き合うってこと。
そんな「育てるような着方」を、今日からはじめてみませんか?
ご視聴ありがとうございました。
📸 実際にお仕立てしたレーヨン混紡シャツのご紹介
こちらは、先日オーダーでお仕立てした一着。
生地には、レーヨン85%、ポリエステル15%の「グリンフィルビーナスツイル」を使用しています。
レーヨン特有のとろみ感・落ち感を活かしつつ、ポリエステル混紡による耐久性・ケアのしやすさも備えた、バランスの良い生地です。
今回は、ゆったりとしたロングシルエットで仕立て、動きに合わせて美しく揺れるドレープを表現しました。
家庭でのケアも比較的しやすいので、レーヨン初心者の方にもおすすめです。




下記は、生地サンプル一覧です。色展開も豊富で、秋冬にも映える深みカラーが揃っています。

「この生地でこんな服を作りたい」
そんなご相談も、お気軽にどうぞ。