ウール100%の製品を最近手に取ること減ったと思いませんか?
数年前から冬には顕著になってだと思うんですけど、アウターだとダウンジャケットなどの化繊が主流になりケアも楽なことで、ウールの需要が減りつつありました。
確かに、ウール製品は我々庶民には高価に感じるだろうし。
現在、ウールは過去30年で生産量が3分の1にまで落ちている事実。
そんな事実にも関わらず近年は世界的にウール価格の高騰&原材料不足のため原毛の確保が大変難しくなってきてる。
にも関わらず、近年では環境負荷の極めて低い素材として注目され(SDG’sに合致する)
また中国での内需が拡大しているため世界的な需要が極めて高くなってきています。
この過去30年でウール産業は後継者不足(日本の尾州地域など)し、生産の激減しているにも関わらず、
SDG’sの流れも重なり需要の拡大。
なんか、デタラメな要因もあるようなないような結果の価格高騰で、
繊維各商社も大変な混乱で、国産はもちろん海外産ウールの高騰も100%免れません。
今後、100%ウールの洋服は贅沢品として今以上に希少なものとなるでしょう。
天然繊維業の明日はどうなることやら。。
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