センス良いと言われて悪い気する人はいませんよね。
どんな職業についているに限らず「センス」って言葉の意味
ふわっと感じているけど、要するに、言葉で解釈できるのであれば、
誰にでも「センス」を学び、磨くことができそうじゃないですか。
読む時間が取れない人でも、アマゾンオーディブルを使って
ながら読書であれば、通勤、通学の時間、主婦の方であれば
家事中のながら読書で「センス」について、言葉で学んでみてはいかがでしょう。
センスとは何か定義する
著者は、センスとは、
「数値化できない事象を最適化することである」と言います。
例えば「センス」が数値化できるものであるとしたら、
売れている洋服が、ファッションセンスあるもの
売上の上げている会社の経営センスがよいものであるという論理がとおり納得できるものになるが、
実際のところはそうではない。
「センス」は数値化できないけど、「良し悪し」が確実にあるもので、
まずは良し悪しの基準するところの「普通を知ること。」が必要とします。
「普通」を知れば「センスが良い/悪い」を測ることができる唯一の道具になるのです。
多角的、多面的にものごとを測ったうえで「普通」をみつけだし、設定する能力が大事だと。
数値化できない「センス」
あらゆる年齢や性別の消費者の普通をイコールに近づけられればられるほど、
最適化しやすくなるのではないのでしょうかと解説されています。
センスの良さがスキルとして求められている時代
日本は、以前に高度成長期という時代を迎え過ぎていきました。
急激に、企業は技術革新を進めてみるみるうちに一定の到達点にまで達してしまいました。
その時代の一定の基準に達すると「美意識」のほうに関心が向くと。
それは、戦国時代の千利休や江戸時代の芸術分んかの豊かさであったり、
ヨーロッパのルネッサンスや産業革命以降の「アート・アンド・クラフツ運動」など、
技術→センス
こういうムーヴメントが定期的におこり、時代が変わっていくと。
現代であれば「アップル」が代表格で、センスの時代がきていると。
日本の今の現状でいうならば、まだまだセンスのある企業や商品が世界に比べてまだまだ少なく、
その理由の一つに、市場調査を中心としたマーケティング依存にあると。
市場調査ありきの製品開発を否定するわけではないが、
iPhoneのような、消費者の核心を突くような商品の開発はマーケティングではなく、
センスで生まれるものであるわけだから、日本もセンスを意識していくべきだと。
「調査結果で決めた」という商品が例えばヒットしなかったとなっても、
責任の所在は、開発チームにあるのかでもなく曖昧な感じに片付けられてしまいがちです。
「良いもの、もっと面白くしよう。」という向上心を弱めてしまいがちです。
向上心のないところからは、良い商品は生まれない。今一度、数値にはできない「センス」
その「センス」が必要な時代がやってきているのだと思います。
企業の美意識やセンスが、企業価値になる。これが今の時代の特徴です
センスは知識からはじまる
「センス」とは「知識」からはじまる
センスとは、知の集積。
知識とは紙、センスとは絵。
知識があればあるほど自由な絵を描くことができる。
と著者はいいます。
センスは、ひらめきのようなものとして扱わず、
まず、
「誰もが見たことがある当たり前のもの」の知識を集めることから始めるべきだと。
皆が、驚き感動する商品は過去の延長線上にあった
「ありそうでなかったもの」
そうであるなら、過去からの学びが大切であると。
当たり前で普遍的なものを知ること、理解を蓄えてくことにあると。
センスとは知識に基づく予測でもあると説いています。
アウトプットの際に、知識を前提とした方向性の決定が大事で、
イノベーションとは、知識と知識の掛け合わせから生まれます。
未来予測の精度は、知識の両である程度予測できることが増えます。
ですが、客観情報、知識の集積がセンスを作るといいますが、
例えば、ファッションの例では
いつもなんてことはない普通なら服装でも、
とてもセンス良くみえる人が実は、裏では自分の体型や個性、雰囲気を
知ったうえで服選びをしている。
反対に流行の知識のみを詰め込み、流行の服でオシャレに見られているのか?
といところ、そうでもない。。。という。
後者には、自分に対する客観情報が足りないがために
偏った知識で目的をはたそうとするあまりの結果になる。
こういう例から、
センスの敵は主観だと説かれています。
思い込みを捨て、客観的な情報にも集めることの大切さです。
「センス」で仕事の最適化
効率よく知識をつけていくコツが3つあると解説されています。
- 王道から解いていく
- 今、流行しているものを知る
- 「共通項」や「一定のルール」がないか考えてみる
~1の王道とは~
「王道もの」とは定番のもの、一番良いとされているもの、ロングセラーとされているもの
ジーンズで例えるのであれば、リーバイス501のようなもの。
王道のものを知ることで、そのジャンルを最適化する判断基準ができるのです。
また王道を抑えることは、副次的に、それが王道かどうか
王道はいくつもあることに気が付く中で、ある判断基準であればこれが王道だと多角的な判断ができる知識をえることができます。
~2の今、流行しているものは~
王道に逆の流行を抑えることで、知識の幅が広がります。
流行を抑える上で雑誌を読むこと、ネットでも情報は沢山ありますが、
どちらかというと速報性が重視される情報には深みはありません。
雑誌は出版過程で情報が網羅的かつ深化されているのでされているので、
雑誌で今の流行を抑えていくのは効率的です。
~3の「共通項」や「一定ルール」がないかを考えてみるとは~
王道と流行を抑えたあと、その他の情報を得てそれらにはある「共通項」、「一定のルール」を自己分析することです。
センスが知識の集積である以上、言葉で説明できないアウトプットはあり得ないです。
きちんと言葉で説明しクライアントなり消費者と心の奥底に眠る知識と共鳴させること。
アウトプットの精度を上げるのには良質な知識を材料にしている。
「福沢諭吉」をアウトプットする際に、
- 「福沢諭吉」はすごい
- 「福沢諭吉って慶応義塾大学を作った人ですごい」
- 「福沢諭吉は、「日本を変えてやる」と言っていた中岡慎太郎らが騒いでいたころ、「次の時代には学問というものが必要になるだろう」と考えて慶応義塾を作ったところがすごい。」
三者の言葉ですが、とりわけ③の言葉はとりわけ豊富かつ良質な知識を材料になっています。
「センス」をみがき、仕事力を向上させる
著者は、センスを磨く=仕事力アップになると説いてます。
現代社会において、センスとはマナーです
センスが良い=知識が豊富な人
であれば、相手の普通にチューニングがうまくできたりします。
知ろうとする姿勢が習慣としてあるので、
ますます知識が増えてきます。
「相手の専門性に合わせて自分をチューニングし、
話を深く聞き取りましょう」
提案をするとき、実際にインプットした情報をアウトプットするうえで大切なのは、
「だれが」
「どんなときに」
「どんな場所で使うのか」
この3点をイメージしてアウトプットすることで
最適な提案ができます。
知識があることがセンスに大きく関わりがあると説明してきましたが、
「狭いセンス」=その分野に特化して深い知識を持っている人、
「オタク」と呼ばれる人達は、しばしば「センスがない」とみられがちですが、
狭い分野で深い知識を持っているのであれば、すべての事象を自分の得意とする分野に結びつけ
特異なセンスとして発想をひろげてアウトプットすることもできます。
センスを磨くには、センスを活用する技術も大切であるということです。
知識をつけてくうえで、
「不勉強」
「思い込み」
これらは、センスアップの敵になります。
これの対策としては、
- 書店を五分で一周して気になったものが何かを確認してみる
- 人生の先輩と話してセンスの底上げをする
- 「服選び」は自分を客観視し、最適化する身近な方法
本屋は知識の泉です。センスの源となる知識にあふれる場所です。
本屋ではぐるっと一周し少しでも気になるものは開いて読んでみることで
どんな分野か言葉かを覚えておくことで、客観的に情報を増やすことができます。
年が離れた人と良いコミュケーションをとれるかどうかは、
知的好奇心の強さできまります。
自分の知らない世界や経験値をえることができます。
服選びでは、自分や相手への主観はなくし客観的な視点から最適化する作業が
効率的です。
- ターゲットの表面的な「特性」を正確に把握する(スタイルなど)
- ターゲットの内面的な「特性」を把握する(性格や嗜好)
- 最適化の条件を設定する(ゴール、どうなりたい)
- 最適化にむけた機能を設定していく(ゴールを満たすもの)
- 時代環境を考えて調整する(流行など)
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。
センスとは?
そもそも、生まれながらにして持ち合わせた才能なのではないかな。
そう考えてしまっていたのは私に限らないのではないでしょうか?
気になる本は読んでみて知らない知識を増やすとこの本からも学んでいけるとは思いますが、
読書がどうも苦手だとか、まとまった時間が取れない
私は聞く読書を取り入れることで、
以前より本に触れる機会が増えましたし、
一度読んだ本を読み返すのではなく聞いてみるのも良いものではないかと思います。
初月は無料なのでお試しにアマゾンオーディブルで聞く読書で
知見を増やしてみるのも良いものですのです。
ほんと、初月無料で一冊もらえますので良い体験になるのではないでしょうか?
気になった方は、以下のバナーから詳細確認できます。
コメント