投稿者名:lust

English Articles, Hokkaido Crafts, アート|エッセイ

The All-Seeing Back: Why We Wear the “Wired” World

For 30 years, I have pursued flawless beauty on the ice. As a figure skating costume designer, I was trained to reject noise and chase perfection down to the millimeter. But in this era, where AI automates perfection, I found myself suffocating. I realized that in our modern society, it is the human “Back” that is most defenseless, yet speaks the most profound truths. While we are immersed in our screens, a vast, complex digital sea spreads behind us. Concept: Wired Eyes (The Collective Unconscious) A singular blue eye emerges from the darkness of your back. This is not just a gaze; it is the eye of a society that watches you, and simultaneously, a reflection of your own vision captivated by the digital light. This is a theme I have obsessed over for the past 24 months. The intricate web of hand-painted white lines—our digital optic nerves—spreads across the canvas, literally “Wired” into the global network, losing its free will to the noise. 360-Degree Art: Th

English Articles, Hokkaido Crafts

Why I Chose “Sober Curious” at 50: The Discipline of a Japanese Artisan

For 30 years in Hokkaido, I have dedicated my life to “Beauty” as both a craftsman and an entrepreneur. As I approach the second half of my life—my 50s—I have made a definitive business decision. I have removed “drinking alone at home” from my life’s portfolio. Have you heard of the “Sober Curious” movement? As someone who used to spend every weekend immersed in alcohol and cigarettes until dawn, I want to share why this shift is essential. From “Exhilaration” to “Awakening” In the past, I believed a glass of champagne or beer after a hard day’s work was the reward for success. Today, my greatest reward is the state of my brain the next morning—ready to face creativity with 100% output. Wealthy individuals and high-achieving leaders are choosing to be “Sober Curious” because they know it is the most efficient self-investment. Every drink depletes your “invisible assets”: time and judgment.

English Articles, Hokkaido Crafts, Scarlet

The Genesis of “Scarlett” — Transmuting Couture Fragments into Art

In my studio in Sapporo, beauty is often born from the friction between precision and chaos. While crafting professional figure skating costumes, I found myself holding remnants of premium power-net tulle—shards of passion left over from the ice. I asked myself: “Can I breathe a more raw, visceral life into these fragments?” Japanese: 札幌のアトリエで、美はしばしば「規律と混沌」の摩擦から生まれます。 フィギュアスケートの衣装制作の過程で手元に残る、最高級パワーネットチュールの端材。氷上の情熱の欠片を手に、私は自問しました。 「この断片に、もっと剥き出しで、生々しい命を吹き込むことはできないか?」 The Alchemy of Fragments This “Scarlett” T-shirt began as an experiment. I didn’t just sew; I painted with fabric. Using the same meticulous stitching required for world-class athletes, I layered the tulle fragments like heavy impasto on a canvas to create a rose that never fades. It is a fusion of couture discipline and the freedom of fine art. Japanese: 「スカーレット」は、一つの実験から始まりました。ただ縫うのではなく、布で描く。 トップアスリートの衣装に求められる緻密なステッチを使い、チュールの端材をアクリル画の厚塗りのように重ね、決して散ることのない立体的な薔薇を構築しました。 それはクチュールの規律と、アートの自由な精神の融合です。 The Beauty o

English Articles, Hokkaido Crafts

The Alchemy of Memories: Upcycling Heritage into Wearable Art

Introduction: Your Closet is an Archive of Your Life Beyond the heat of a metropolis or the silence of a snow-covered studio, there is one thing we all cherish: the stories woven into the passage of time. That rabbit fur coat tucked away in your closet, or the vintage denim that shared the passions of your youth—these are not mere “old clothes.” They are fragments of your personal history, waiting to be rediscovered. I. The Philosophy of Deconstruction and Rebirth True luxury is not about possessing what everyone else can buy. It is about the “Remarkable”—something that has been redefined and meticulously crafted just for you. In my studio in Sapporo, I apply the same extreme precision used for creating professional figure skating costumes to the deconstruction of your cherished garments. This is not simple “recycling”; it is a transformation akin to a surgical art, breathing new life into forgotten materials. II. A Dialogue of Textures: Rabbit Fur

Defcom, Toecross

雪白に刻むノスタルジー。性別を超え、退廃美を纏う「フリルロングシャツ」という選択

美しき「余白」を纏うということ 「フリル」という言葉に、あなたはどんな情景を重ねるでしょうか。 甘く、可愛らしく、どこか幼い……。 もし、そんな既成概念があなたの中にあるのなら、この一着がその記憶を静かに、けれど鮮やかに塗り替えるかもしれません。 今回ご紹介するのは、漆黒の対極に位置する「雪白(せっぱく)」のフリルロングシャツ。 それは、古いモノクロ映画のワンシーンのようなノスタルジーと、どこか退廃的な色気を孕んだ、一着の「物語」です。 なぜ、衣装デザイナーである私がこのシャツをセレクトしたのか。そこには、性別や時代を超えて愛される「退廃美」への深い敬意があります。 少年性と退廃の同居。男が纏う、静かなる独白 「フリルシャツを纏う男」と聞いて思い浮かべるのは、かつてのロックスターや、19世紀の詩人のような、性別を超えた中性的な美しさではないでしょうか。 このシャツは、ユニセックス仕様のフリーサイズ。男性が袖を通せば、肩のラインから流れるたっぷりとした生地が、身体の線を優美に、そしてミステリアスに強調します。 「完璧すぎない」ことの美学 まじりけのない雪白のカラーは、清潔感がある一方で、どこか「未完成」な危うさを感じさせます。 あえて着古したデニムや、少し使い古したレザーブーツと合わせてみてください。 「整いすぎない」着こなしが、かえって古き良き時代のノスタルジーを呼び起こし、日常の中に非日常の隙間を作ります。 それは、都会の喧騒の中で、自分だけの静かな時間を守り抜くための「日常着としての衣装」なのです。 ガーリーを卒業した、大人のための「雪白」 女性にとっての白フリルは、時として「可愛らしさ」が勝ちすぎてしまうもの。しかし、このシャツが目指したのは、その先にある**「退廃的なエレガンス」**です。 光と影が作る造形美 胸元から裾へと続くフリルは、単なる装飾ではなく「光と影を操るための造形」です。 フリルそのものが作る複雑な陰影が、雪白の生地に奥行きを与え、甘さを削ぎ落としたモードな表情を作り出します。 先日ご紹介した「Golden Wings(黄金の翼)」のような、大ぶりでエッジの効いたゴールドピアスを耳元に置けば、神々しくもどこか危うい、大人の退廃美が完成します。 ガーリーなフリルに飽きた貴女にこそ、この「毒」を含んだ白を纏ってほしいのです。 衣装デザイナーの視

Defcom, 衣装作成

「第二の皮膚」を仕立てる。あるパンの探求者が求めた、エプロンの終着点。

言葉の裏にある「渇望」 「エプロン難民なんです——」 札幌のアトリエに届いたその一言には、プロとして日々を積み重ねてきた方特有の、切実な悩みが込められていました。 ご依頼主は、パンの学校を主宰し、自らも探求を続けるプロフェッショナル。 彼女にとってエプロンは、単なる作業着ではありません。 教壇に立つ際の「顔」であり、思考を妨げない「環境」そのもの。 既存の製品では決して満たされることのなかった、機能と美意識の均衡点を、私たちは共に探し始めました。 衣装デザイナーが解く「重力の設計」 プロが真に求める価値は、過剰な装飾ではなく「ノイズの除去」にあります。 三つの静寂 今回、アトリエで厳選したリネンを用いて、異なる空気感を持つ三色を仕立てました。 素材:レーヨン70% リネン30% 自分を完成させる「最後の一枚」 「第二の皮膚のように、身に纏っていたい」 その願いに応えることは、その方の生き方、そして生み出される「パン」という文化に敬意を払うことと同義です。 アトリエでの対話を通じて生まれたのは、道具を超えた「安心感」という名の静謐な輝きでした。 既製品に自分を合わせるのではなく、自分の生き方に服を合わせる。 そんな贅沢を知る方にこそ、この「最後の一枚」を届けたい。 札幌・清田の静かなアトリエにて、あなただけの対話を、お待ちしております。 来店ではなく、LINEのテレビ電話やgoogle meetを利用した遠隔の対面でも可能です。 「こんなこと相談していいのかな?」という小さな疑問や不安でも、 どうぞお気軽にご連絡ください。 お問い合わせフォームから相談する LINEで気軽に相談する

woman wearing blue denim jacket holding wine bottle in golden hour photo
Defcom, ポンコツ一人社長の日記, ランニング日記, 衣装作成

50歳を目前に、僕が「ソバーキュリアス」を意識してる

北海道で30年、職人として、そして経営者として「美」に向き合ってきました。 50代という人生の後半戦を前に、私は一つの経営判断を下しました。 それは、「家での一人晩酌を、自分のポートフォリオから外す」ということです。 sober curious(ソバーキュリアス)というムーヴメントが密かに訪れているのは知ってましたか? かつては、お酒&タバコの週末は朝までどっぷりの私が語ります。 タバコも今となっては、肩身の狭い場所での嗜好品になりつつありますよね。 成功の定義が「高揚」から「覚醒」へ変わった かつては、ハードな仕事を終えた後のシャンパンやビールが成功の報酬だと思っていました。 しかし、今の私にとって最大の報酬は、「翌朝、100%の出力でクリエイティブに向き合える脳の状態」です。 富裕層や意識の高いリーダーたちが今、 こぞって「ソバーキュリアス(あえて飲まない)」を選択しているのは、それが最も効率的な自己投資だと知っているからです。 飲めば飲むほど、時間と判断力という「目に見えない資産」は目減りしていきます。 https://amzn.to/4cHIRqj マラソンは、最もミニマルで贅沢な「自己統治」 ジムに通う時間を調整し、重い機材を動かす必要はありません。 玄関を出れば、そこが私の執務室であり、トレーニングセンターです。 フルマラソン3シーズン目。サブ4.5という目標に向かうプロセスで気づいたのは、「リカバリーこそが真の戦略」であるということ。 お酒を抜くことで、睡眠中の細胞修復は劇的に加速します。 翌朝、鏡の中にいる「引き締まった顔と、淀みのない瞳」の自分を見ることは、どんな高級車を手に入れるよりも深い充足感を与えてくれます。 昨年末、交通事故で怪我をしてしまい今月からぼちぼちの始動ですけど。 毎月=100キロのランニングのノルマと向き合うのも、若い頃とはまた別な喜びも感じれてるのは事実。本日で、4月も中盤でこの記録なのでなんとかこなせそうです。 「審美眼」を鈍らせないための禁酒 自営業者として、一点物の衣装を仕立てる職人として、私の最大の武器は「感性」です。 お酒をやめて短期間で、味覚や嗅覚、そして色彩に対する解像度が驚くほど上がりました。 北海道の冷涼な空気の中、丁寧に淹れた一杯のコーヒー。 その微細な香りの変化に感動できる感性こそが、お客様に提供するデ

Defcom, アクセサリー, 衣装作成

その夜、視線を独占する。衣装デザイナーが提案する「パーティーシーン」のドレスアップ・ジュエリー術

はじめに:ドレスに負けない、耳元の「主役」を選んでいますか? 「パーティーや華やかなレセプション、大切な人とのディナー。 とっておきのドレスに身を包んだ時、最後に鏡を見て『何かが足りない』と感じることはありませんか?」 こんにちは。札幌のアトリエで日々、フィギュアスケートやダンスのステージ衣装を仕立てているデザイナーです。 衣装制作の現場で私が最も大切にしていること。 それは、「遠くから見ても一目で主役だと分かる存在感」と、「光の動きを計算したディテール」の両立です。 今回、私が自身のセレクトショップのために選び抜いた新作ピアスたちは、まさにその「ステージ理論」を日常のパーティーシーンに落とし込んだ逸品ばかり。 百貨店に並ぶ繊細なだけのジュエリーとは一線を画す、エッジの効いたラインナップをご紹介します。 空間を支配する輝き。シャンデリア・ロングピアス パーティーシーンの王道といえば、やはりロングピアスです。 空間に光の軌道を描く「7.5cm」の魔法 全長7.5cm。この長さには理由があります。 人の視線は、動くものに惹きつけられます。 このシャンデリアピアスは、あなたが首を少し傾けるたび、 あるいは会場を歩くたびに、複雑に組み合わされたクリアパーツとゴールドが異なる角度で光を捉えます。 コーディネート提案:リトル・ブラック・ドレス(LBD)の相棒に シンプルな黒のドレス。これに合わせるのは、華奢なネックレスではなく、この「主役級ピアス」だけで十分です。 【プロの視点】 ネックレスを排し、あえて耳元にボリュームを持ってくることで、デコルテラインがスッキリと美しく強調されます。 アップスタイルにすれば、7.5cmのレングスが顎のラインをシャープに見せ、360度どこから見ても隙のない「大人のエレガンス」が完成します。 異国の情熱を纏う。オリエンタル・透かし細工ピアス(408-1 ゴールド) 次に提案したいのは、知性と情熱を同時に演出するオリエンタルなデザインです。 「透かし細工」が生む、重厚さと軽やかさのパラドックス このピアスの魅力は、緻密に計算された「隙間」です。 重厚なゴールドカラーでありながら、透かし模様によって光が透過するため、お顔周りを暗く見せることがありません。 むしろ、ゴールドの反射がお肌を内側から艶やかに見せてくれる効果があります。 コーディネート提案

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Wired Eyes: Conceptual Wearable Art from Sapporo. Challenging the “Human Element” in the AI Era.

Introduction In an age where AI-generated perfection is available at a single click, what is the true value of clothing? As a designer and artisan based in Sapporo, Hokkaido, I believe the answer lies in the “Human Element”—the raw, unpredictable traces of the soul that no algorithm can replicate. The Concept: “Wired Eyes” My latest one-of-a-kind creation is titled “Wired Eyes.” This piece serves as a silent critique of our modern society, where we are perpetually “wired” to digital devices. The haunting blue gaze emerging from the abyss represents humanity captivated—and perhaps surveilled—by the glow of screens. The stark white strokes, painted with a single breath, symbolize our optic nerves being directly connected to the grid. It is a visual representation of the tension between our organic selves and the digital web. Craftsmanship: The Beauty of “Noise” Every line is hand-painted, and every stitch is hand-sewn in my Sap

Defcom, アート|エッセイ

札幌から問う「人間力」。『ワイアードアイズ』に見る、デジタルに接続された人類の深淵|LUST

最適化された街で、異質な「個」を纏う 札幌の街を歩けば、どこかで見たようなトレンドが溢れている。 効率と最適化。 だが、僕たちが本当に求めているのは、誰かが決めた「正解」をなぞることだっただろうか。 オシャレを楽しむ醍醐味とは、他人と違うことを受け入れ、その差異を愛することにあるはずだ。 人と同じであることに安心するのをやめたとき、初めて服は「自意識の拡張」へと変わる。 【Concept】ワイアードアイズ(Wired Eyes)- 奇妙な目 今回ドロップする一点物のカットソー、 そのタイトルは「ワイアードアイズ」。 直訳すれば「奇妙な目」だ。 人々がスマートフォンやパソコン、あらゆるデジタルデバイスに長時間接続(コネクト)され続けている現代社会への、僕なりの鋭いメッセージを込めた。 闇の中から不気味に浮かび上がる青い目の正体。それは、デジタルデバイスの光に魅入られ、自らの意思を失いかけている現代人の姿かもしれない。 一筆書きで描かれた白いラインは、まるで我々の視神経がそのまま有線(ワイアード)接続されているかのような、異様な質感を持っている。 意思の証明としての「ハンドステッチ」と「7分袖」 効率化を突き詰めたAIには、不揃いな一針の重みは理解できないだろう。 ペイントのラインに沿って刻まれた、機械には真似できないハンドステッチ。 このわずかな「ノイズ」こそが、大量生産品には決して宿らない「人間力」の証明だ。 また、あえて採用した「7分袖」は、手首という表現の余白を生み出す。 お気に入りの時計やアクセサリーとどう組み合わせるか。 その選択そのものが、あなたのスタイルを決定づける。 札幌・清田のアトリエで「本物」に触れる(完全予約制) Toe cross atelier|Lustは北海道・札幌の清田区エリアに拠点を構えている。 オンラインでも購入は可能だが、この「ワイアードアイズ」の筆致、ステッチの凹凸、そして生地の質感を、ぜひ直接手に取って感じてほしい。 アトリエへの来店は、一人ひとりとじっくり向き合うため【完全予約制】としている。 「実物を見てから決めたい」 「自分の感性を反映させたカスタムオーダーを相談したい」 そんなクリエイティブな対話を、この空間で楽しんでほしい。 【Product Information】 Item: Paint & Hand-s

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