これからの生き方で、より上を目指す(リーダー的な)人に重要なスキルだと言われてたりしますが。
古典落語 こんにゃく問答から感じること
ちょっと逆の考え方で「こんにゃく問答」って落語を思い浮かべて、
日本古典落語にはこんな名作があるんですよね。
どういう話かと言うと、
こんにゃく屋をやっている主人がいて
そのこんにゃく屋の店主が、小銭稼ぎでもしてみようかってつもりで近所のお寺を乗っ取り、
そこの僧侶になりすます話です。
そこの僧侶になりすますのですが、
彼は問答も知らなければお経の読み方も知らない。
何をしていいのかわからないんです。
で、そんなところに旅の途中の修行僧のような人が飛び込んできて、
そのこんにゃく屋の主人に問答を申し込むんですよ。
で、うろたえた主人が何をするのかというと、
何をして良いか分からないのでとりあえず自分は目が見えない、耳も聞こえないふりをし、
何も返さない代わりに、時々なにかミステリアスな仕草をするというコミュニケーションをし始めるんですよ。
そうすると、その修行僧は最初は言葉を使ってこんにゃく屋の主人に問答を仕掛けていくのですが、
何も返ってこないんですね。
段々と修行僧も言葉を発しなくなっていって、
そのこんにゃく屋の主人の仕草から深いメッセージを勝手に読み取りはじめてどんどん後ろに引いて行って、
最後には参りましたと言って大満足して帰ってく話なんです。
コミニケーションの本質をかなりついてるな
コミニケーションというのは、一方的な勘違いが多いですよね。
身に覚えがあるかも知れませんけど、LINEだけのやり取りで、なんか勝手に不快感を感じでたり。
こういうLINEだけのコミニケーションとかもこんにゃく問答かなって思うんです。