集中力をあげるには、どうするべきか?
成果=集中具合
こう思う人も少なくは無いと思われますが、
実は、1日の中で集中できる時間に個人差はさほどない。
では、どうして出来る人出来ない人の違いができるのか?
そこが知りたい。
かく言う僕も、出来ない人の分類。それ故に、工夫することである程度は克服、改善していけるものかも。
参考までに、この本など読んでみることをお勧めします。今回はこの本から得た知識を参考に解説したいと思います。
自分を操る超集中力 https://www.amazon.co.jp/dp/B01FLFFF2Q/ref=cm_sw_r_cp_api_V2D73M5CH1W03NVFD0MJ
ウイルパワーを知る
まず、運動でいうとそのパワーのみなもととは?
筋力ですよね。
筋肉の量です。
集中力では、そのみなものとを「ウィルパワー」と言います。
脳の前頭葉にあるもので、前頭葉の体力のようなものです。
一定量があるので、集中力を使うたびに少しずつ消耗していきます。
で、このウィルパワーの出所は一つしかない。
なので、仕事、プライベートなどそれぞれに使うウィルパワーは別であると思われがちだが、じつはそうではない。
全く関係のないはずの行動でも、使われるウィルパワーの出所は同じなんです。
「家族との関係がぎくしゃくしていて仕事に集中できない。」
「仕事が行き詰ってるから、ダイエットや禁煙が続かない。」
こういう現象は自然なことで、ウィルパワーは消費され、脳が休息を必要とする状態になっているのです。
姿勢を気遣うだけで集中力をきたえることができる
日頃、無意識に行っている行為を「やらないようにすること」は強い集中力を必要とする。
姿勢を保つという行為は、普段、なかなか意識しない行為です。
気が付くと「猫背」「肘をつく」「足を組む」
ですが、2週間くらい姿勢に気を付けて生活することで無意識の行動が強く認識されます。
猫背になれば、胸をはり、肘をついてしまえば慌てて背筋をのばし、足を組んで座ってしまえばすぐに座り直す。
書けば簡単に捉えられがちですが、実際には想像以上の集中力を要します。
無意識の行動に気が付き「はっ!」となり、改める行動を繰り返せば繰り返すほどウィルパワーを鍛えられるです。
集中力を奪うもの
「何かを望む」「なにかをやる」「なにかをやらない」などの選択や決断を担う部分が前頭葉にあります。
そういった選択や決断の際に脳は集中力を使い、ウィルパワーも減ります。
筋力をつかった単純な運動に同じく、何回も何回も繰り返していくと疲れて動けなくなります。
なにかに没頭したり、誘惑にあらがったり、将来の目標や明日の予定を考えたりするたびに、ウィルパワーは消費され、集中力が発揮できない状態になってしまうのです。
人間のつかれる本当の理由、「決定疲れ」。
人は、行動ではなく「意思決定」でつかれるのです。
「今やらないと、あとで面倒くさくなる。」という言葉は、真実を言い当てています。
後回しにした決定しなければならないこと、
「あの人に、メール返信ななくては。」
「これを買っておかないと。」
「これをやっておかないと。。。。でも、あとでやろうかな。」
こういった保留にしていたものは、決定されるまでの間ずっとウィルパワーを食い続けます。
だから、決断はすぐに出した方が良い。
即決できる仕組みを作っておいた方が良いです。
集中力が高いと言われる人は、じつは長時間集中はしていない
集中力の高め方は、
1.ウィルパワーをふやす
2.ウィルパワーを節約する
この2つしかないです。
「集中力=ずっと続くもの」と思われがちですが、違います。
そもそも人間の脳は集中を持続させないようにできています。
最新の研究で、十分に鍛えられている人で120分とされてます。
凡人の僕らなら、30分といったところでしょうか。
元々、持続するのは難しいものです。
一見、集中力がずっと続いているように見える人ほど、上手に休憩をはさんで、短時間の集中をくりかえしているのです。
良い方法に、
あらかじめ時間を短く区切り、「もう少しやりたかった」「もう少しやれたな」というところで、
学習や仕事を打ち切ってしまう方法です。
メリットは3つ
1.ウィルパワーを使いすぎる前におわるので、疲れがたまりにくい
2.15分なら15分、30分なら30分と短時間で区切ると時間管理しやすくなる
3.途中で終わった感覚がのこるので、「早くつづきがしたい。」と思える。
モチベーションをたもって再開した時にすぐに集中できるようになるんですね。
「焦らし効果」です。